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イタリアの電車事情。電車が遅れるのは当たり前

イタリアの電車事情。電車が遅れるのは当たり前

 

 イタリアといったらどんな観光地を思い浮かぶでしょうか。ローマにミラン、フィレンツェにヴェネチア・・・イタリアの主要な観光地であるこれらの都市は意外に離れているのを知っていましたか?

 そこで、イタリア旅行での主な交通手段であるイタリアの列車事情と利用する際の注意点を見ていきます。

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チケットの買い方

 イタリアの電車のチケットを買う方法は全部で3つあります。

1、販売機
2、売店、窓口
3、ホームページ

 最も一般的なチケットの購入の仕方は、駅に設置してあるチケット販売機を利用する方法です。

 言語を選択し、チケット購入から行き先の入力と進み、列車の検索、一等席二等席の選択と進みます。チケット販売機はクレジットカードと現金どちらでも利用できます。

 写真はペザロ駅からボローニャセントラル駅への検索結果です。一番上の列車の名前は「RV2140」、そして、「21:27発、23:21着」と表示されています。

 ファーストクラスとセカンドクラスで値段が違います。ファーストクラスにはテーブルがあったり、席がセカンドクラスより広かったりと列車によって違いがあります。

 次にチケット(Bigietto)の文字がある売店・窓口で購入する方法です。駅に併設されている売店の店員さん、もしくは窓口の駅員さんに行き先を告げて購入するのですが、大体の場合英語が通じないのでイタリア語が話せる人向けです。〇〇までのチケットがほしいと伝えましょう。

 または電車を運行している会社のホームページでの購入もできます。

 出発場所と行き先をそれぞれDa(〜から)とA(〜へ)に入力し、日付を選ぶと電車の一覧をみることができます。ネットショッピングのようにクレジットカードを使ってチケットを購入することができます。購入後、PDFファイルでのチケットがEメールで送られてきます。

さあ乗車します

 チケットには電車の種類も時刻も一切書いてません。チケットを買ったときには出発時間と電車の名前を確認して起きましょう。電車の名前と時間が分かっていれば電子掲示板で確認が簡単になります。

 電車が出発するプラットホームを確認しましょう。上の写真の電光掲示板の一番上は「ボローニャ行きの21:27発RV2140は第三プラットホーム(BIN:Binario)から出発します」と言う意味です。上の写真に21.27の横が白く光って見えないですが、ここには「RIT」と書いてあります。ここには電車がどれだけ遅れているのかが表示されます。

 出発のプラットホームを確認したら、電車を待つ前にチケットを有効にする必要があります。こちらの機械にチケットを通します。黒い部分(大きい横長の口の方)にチケットを半分ほど差し込むと、ガシャっと音がして日付と時間が記入される仕組みです。これをせずに乗り込むと罰金になりますので気をつけてください。

遅れる電車

 日本では、人身事故などで電車が遅れることがありますが、イタリアでは特に理由がなくても電車が遅れることが多いです。だいたい20分ほどの遅れは日常茶飯事だそうで、イタリア人の私の彼氏によれば、電車を使いましたというだけで学校に遅れてきた理由になるそうです・・・。

 私も乗った電車が50分遅れてしまったことがあります。もう乗り換えの電車を逃したと思ったものの、その乗り換えの電車も30分遅れたことで、まさか乗り換えが間に合ってしまったという経験があります。遅れは電子掲示板などにある(RIT:Ritardi)の欄で確認できます。

 また始発の駅でも遅延が起きるので、日本人の感覚からすると不思議な感じがします。電車が時間通りに出発しないと「電車間違えたかな」と不安になりますが、間違えていませんので気にしないでください(笑)そして、イタリア人のあるあるとして、遅延を期待してなんでも遅れて来る人がいます。それほど、イタリアでは遅延は当たり前。

まとめ


 有名な都市間の移動となると長旅になることもしばしばありますので、飲み物や軽食を持っていきましょう。慣れない間はちょっと不便なイタリアの電車ですが、ぜひイタリアの素敵な車窓を眺めながらのんびりと旅ができるはずです。

[イタリア記事]
「イタリアのスーパーマーケットの特徴を写真付きで解説」

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