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イタリアで「ミッキーマウス」と言っても通じない理由とは

イタリアで「ミッキーマウス」と言っても通じない理由とは

 

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はじめに

 ディズニーといえば日本では子どもはもちろん大人にもファンが多く、関連グッズも「一家に一つは必ずある!」という人が大半かと思います。しかし、イタリアではディズニーは日本ほど人気がありません。

頑張って探さないと見つからない「ディズニーグッズ」

 イタリアではおもちゃ屋さんや、本屋さんの絵本コーナーに行っても売り場を血眼になって探さないと、なかなかディズニーグッズをゲットすることはできません。

 わたしはディズニーが大好きで、海外旅行に行った時はその国のディズニーグッズをゲットすることも楽しみにしているのですが、イタリアは他のどの国よりもディズニーグッズを手に入れるのに苦労しました。

 スーパーのお菓子コーナーでも土産物店でもディズニーキャラクターは見当たらず、ようやく大型書店の料理本コーナーでコック帽をかぶったドナルドダッグが表紙の本を発見した時は思わず「あったあった!」と声を上げて喜んでしまいました。

「ミッキーマウス」という単語が通じないことも・・・

 先述の通り、イタリアではディズニーグッズをゲットするのが本当に至難の業なのですが、なにより驚いたのが「ミッキーマウス」と言っても通じないケースがあること。というのも、イタリア人はミッキーのことを「ミッキーマウス」ではなく「トポリーノ」と呼んでいるからです。

 暮らし始めてわかったのですが、テレビでもミニーやグーフィーはミッキーのことを「トポリーノ」と呼んでいますし、イタリア人も普段から「ミッキーマウス」ではなく「トポリーノ」と呼んでいました。いまでもイタリア語で「ミッキーマウスグッズはありますか?」と聞くと「あぁ、トポリーノね」と言い直される始末です。

ミッキーは「ネズミ」呼ばわり!?

 ちなみに「トポリーノ(Topolino)」はイタリア語で「コネズミ・ハツカネズミ」という意味です。「コネズミ」「ハツカネズミ」と“ネズミ呼ばわり”されてしまうところからも諸外国に比べてあまり人気者でないことが伺いしれますし、同じ名前の大人気のイタリア車、FIATの「フィアット・トッポリーノ」もあるため、イタリア人との会話の中では「ディズニーのトッポリーノ」と言わないと通じないことさえあります。

 大好きなミッキーがネズミ呼ばわりされていることはちょっと悲しいですが、それを言うと「ミッキーマウス」も“マウス(ネズミ)”と言っているじゃない!」とイタリア人にからかわれるので、我慢して受け入れています(笑)

一番人気は「ドナルド」。ミッキーはまじめすぎる!?

 ディズニーといえば「ミッキーマウス」ですが、イタリアでは一番人気は断然「ドナルドダック」です。イタリア人曰く「ミッキーはまじめすぎる」「ミッキーはださい」。ちょこっとだけ肩の抜けたドナルドの雰囲気や、イタリアのナショナルカラーであるアズーロ(青)の服がお洒落で、ドナルドの方がミッキーよりも圧倒的に人気です。

せっかく見つけたディズニーグッズも主役は「ドナルド」

 日本でもダッフィやプーさんなど、ミッキー以外のキャラクターが主役級の扱いを受けることがありますが、イタリアでのディズニーの主役はいつも「ドナルド」。せっかく見つけたディズニーグッズもタイトルは「トポリーノ(ミッキーマウス)」なのに挿絵はドナルドなことも少なくありません。

 写真をご覧になった方がわかりやすいかと思いますので、イタリアの街で見つけたディズニーグッズを皆さまにご紹介します。

★写真1(電車の落書き。ミッキーの落書きはまず見かけません。)


★写真2(ドナルドが表紙の本。タイトルは「トポリーノ」なのに表紙を飾るのはドナルドです。)


★写真3(ドナルドが大きく描かれたおもちゃ。こちらもタイトルは「トポリーノ」なのに、箱にも中身にもミッキーは出てきません。)

おわりに

 イタリアではディズニーはあまり人気がありませんが、日本のアニメは大人気で、お土産で頼まれることもあります。ディズニーが大好きな私ですが、今さら頑張って、セーラームーンやキャプテン翼を読み返して必死で勉強する毎日です・・・。

[参考記事]
「イタリアのスーパーマーケットの特徴を写真付きで解説」

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