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ワインが文化であるフランスの飲酒運転基準は緩すぎる(笑)

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ワインが文化であるフランスの飲酒運転基準は緩すぎる(笑)

 

 アムール(愛)の国、芸術の国、美食の国。

 でもなんと言ってもフランスといえば、「ワインの国」だと思われる方が多いのではないでしょうか。ただしちょっと気になるのは、そんな平日の昼間っからワインを飲んでいるフランス人たちは、はたして皆移動するのに自家用車ではなくタクシーや電車に乗っているのかということです。

 最近日本では高齢者の引き起こす交通事故が多発していますが、飲酒運転による悲惨な事故も忘れてはいけません。「飲んだら運転しない」というのが日本の常識です。

 ではワインが大好きなフランス人は?

 現実的には、フランス人はワインを数杯飲んでも普通に運転をしています。日本人からしたら信じられないことですが、2016年現在のフランスでは、血中のアルコール濃度が0.5g以下ならば運転しても良いことになっています(仮免期間は別)。

 またアルコール摂取量が基準の0.5g以下の場合、たとえ事故を引き起こしても、それは飲酒が原因にはならないので、飲酒運転として処罰を受けることはありません。

 では血中のアルコール濃度が0.5gとは、いったいどれくらいのアルコール量なのでしょうか。

 それを測るための面白い一覧表があります。これはMAAFというフランスの大手保険会社が発行した接種アルコール濃度を測る早見表です。これを見れば、運転時の許容飲酒量が一目瞭然です。それでは少し例を見てみましょう。

<女性用>

<男性用>

 当然ながら、アルコールの血中濃度は性別や体重によって大きく変わります。よってこの表も、女性用、男性用に分かれています。またここでいう「アルコール1杯」とは、ウィスキーであれば30ml、アペリティフ(食前酒)だと80ml、ビールだと250ml、ワインだと100mlということになります。

 一覧表の説明に戻ります。

 左のピンクの部分が「体重」を示し、その横の「1」という数字が上記の「1杯」を表します。つまり、体重が65kgある男性が「1杯」飲むと、アルコールの血中濃度は0.21ということになり、運転してはいけない基準である0.5gを下回ります。

 また黄色のフォークとナイフのマークは食事をしながら飲酒した場合を示し、例えば体重が65kgある男性が食事をしながら一杯飲むと、血中濃度は0.18gになります。

 では、体重65kgの男性は何杯まで飲んでも運転しても大丈夫なのでしょうか。

 表によると、65kgの男性の場合、アルコール飲料を3杯飲んで運転すると、基準値(血中アルコール濃度0.5g)を超え違反になってしまいます。ただし、食事と一緒に飲酒した場合は3杯飲んでも血液中のアルコール濃度は0.46gですので、ぎりぎり大丈夫です。

 体重が多ければ多いほどアルコールを接種しても血中アルコール濃度は上がりづらいので、例えば体重が105kgある男性は、食事付きですとなんと5杯アルコールを飲んでも飲酒運転にはならないのです。日本人の感覚からすると、とても信じられない飲酒量です。

 ではフランスにいる日本人は、フランス人のように飲酒をして運転をしてもよいのでしょうか。実はそこは注意が必要です。なぜなら日本人などアジア人は欧米人に比べて、遺伝的にアルコールを分解する力が弱いそうなのです。やはり、日本人がフランス人のように飲酒するのは体に良くないのかもしれません。

 またフランスでも血液中のアルコール濃度が基準の0.5gを超えた状態で運転をすれば、当然罰金が発生します。ただ、ワインを毎日飲んでいるフランス人が、これらのことを細かく気にしているようにはとても見えないのが怖いところです。フランス人が食事をしながらワインを飲むのは彼らのれっきとした食文化。それを守るためにも、ワインの一杯や二杯飲んでも運転が認められているのは、この国では当たり前の権利なのかもしれませんね。

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