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イタリア式の洗濯スタイルとは。洗濯機を3時間も回すのは面倒

イタリア式の洗濯スタイルとは。洗濯機を3時間も回すのは面倒

 

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はじめに

 日本でも「洗濯」は諸外国に比べると洗ったり干したり畳んだり手間暇かかる大変な作業ですが、イタリアはもしかしたら日本以上かもしれません。とにかく洗ってから畳むまで一日がかりの大仕事!ここではイタリア式洗濯スタイルをご紹介します。

◇はじまりは「色分け」から

 イタリアでの洗濯はまず洗濯物の「色分け」から始まります。これは1回に色の濃い服と薄い服を一緒に洗ってしまうと、薄い色の服に色移りしてしまう為です。

 イタリアは全土的に見てもほとんどの地域が硬水の為、1回の洗濯で、何も対策を施さないと、びっくりするほど洗濯物が色落ちします。そのため、まずは予防手段として色の濃い物、薄い物とを分けて、2回に分けて洗濯機を回す準備をします。

◇洗濯機の準備

 洗濯物の色分けが終わったら、洗濯機の準備です。イタリアの洗濯機はとにかくダイヤル・ボタンが沢山・・・。中でも重要なのが「温度調整ダイヤル」です。一般に高温ほど洗剤が硬水に溶けやすい為おすすめなのですが、高温で洗うと色落ちが加速します。ですので、白色のものだけ洗う時は迷わず80~90度にダイヤルを合わせますが、それ以外の時は洗濯物の色味と相談しながら60度~70度程にダイヤルを合わせます。

 温度調節が終わったら、仕上がり時間を設定します。私の家の洗濯機は最低3時間コースから・・・。「一体3時間どんな作業をしているんだ!」と突っ込みたくなりますが、最高では12時間モードまであり、他の家の洗濯機もほとんど同じ仕様なのでいつの間にか目が慣れてしまいました。

 寝る前に洗濯機を回すイタリア人も多く、夜中に静まり返った部屋で耳を澄ますとマンションの上から下から洗濯機が回る音が聞こえてくることもしょっちゅうです。私も寝る前に1度、起床後に洗濯機を回して、色分け別に洗い分けています。

◇洗剤の準備

 次は洗剤の準備です。イタリアでは液体洗剤が主流ですが、これを投入しただけでは満足のいく仕上がりにはなりません。多くの家で合わせて入れるのが「柔軟剤」。柔軟剤を投入すると高温で洗濯した際は匂いがとんでしまうものの、高温でバリッバリに硬くなった衣類が多少ふわふわに仕上がりますし、中温で洗った際は、溶けきれなかった洗剤のお助けマンとして活躍してくれます。

 次に、人気のアイテムが「色移り対策グッズ」です。一番ポピュラーなのが紙タイプの「色移り防止ペーパー」で、洗濯の際にポンっと1枚放り込むと、洗濯中に溶けだした衣類の色水を紙が吸い取ってくれます。

 正直「これを入れれば全て解決!全ての色を一気に洗って問題なし!」ということはないため、気休め程度なのですが、それでも入れないよりはましなので、私は毎回入れています。ちなみに「色染めペーパー」「色染め洗剤」なる、毎回投入するとほんのり黒・青・黄色・・・といった風に色が付くものもあります。

 私は「柔軟剤」「色移り防止ペーパー」は毎回必ず入れますが、それ以外では数回に1回は硬水による石灰で目詰まりした洗濯機を復活させるべく「抗石灰洗剤」を使っています。また、イタリアはトマトソースを使った料理が多く、食事の際にうっかり汚してしまうことも少なくないのでトントン叩くタイプの「シミ取りジェル」も欠かせません。

◇さぁ、洗濯!そして干します!

 こうして準備が整ったら約3時間待ちぼうけ(もしくはすでに洗っておいた洗濯物を干します)。終了の合図とともに干します。田舎の一軒家は別として、日本人が借りるような街中のアパートは景観の問題から外に干すこととが出来ないエリアに建っていることが多いので、基本的には洗濯物は部屋干しです。部屋中にロープを張って干していきます。

 朝洗濯機を回した場合、既に、時刻は昼近くになっている為、夕方までに畳むべく頑張って干しに行きます。

◇夕方、畳む前に必ず「アイロン」

 どんなに洗濯機と洗剤に気を配っても、やはり仕上がりはバリッバリになってしまうイタリアの洗濯物。軽くでもアイロンのスチームをあてることでふわっと仕上がりますし、正直、洗濯物が乾ききっていなくてもアイロンで100%乾燥させることが出来るので、夕方畳む前にはシャツはもちろん、下着、ジーンズ、上着、何でもかんでもアイロンをかけて仕上げます。

 イタリアのアイロンがけはスチーム機能が必須ですが、中に水道水を入れてしまうと硬水の石灰で目詰まりし、あっという間にアイロンを壊しかねないので、専用のアイロン水をスーパーで購入し、中にセットしてから行ないます。

終わりに

 こうして畳んで、日が暮れる頃、ようやく洗濯終了!夜寝る前にもう1度洗濯機を回し、明日また同じ作業を繰り返します。出来るだけラクしようと「All in ONEジェル洗剤」なども過去、試したことがあるのですが、結局何回も失敗し、お気に入りの服を何枚も台無しにしてしまったので、今は「急がばまわれ方式」で、コツコツ一日がかりで洗濯物と向き合っています。

 イタリア式洗濯スタイルはいかがでしたでしょうか。日本人からすると面倒ですよね。日本では洗濯機に洗濯物を入れれば乾燥まで自動で行なってくれて、あとは畳むだけ。イタリア人にとっては夢のような洗濯スタイルです。外国に出て初めて日本の良さを感じることが多いですが、洗濯一つとってもそれは言えます。

[参考記事]
「イタリアで「ミッキーマウス」と言っても通じない理由とは」

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