現在イタリア人の彼氏とラブラブな毎日を送っている日本人の私ですが、今回は彼と恋人同士になった経緯を紹介したいと思います。
タレントのジローラモさんのような「情熱的で、愛する気持ちに正直」というイタリア人の典型的な男性像がよくイメージされますが、イタリア人彼氏ができると本当に甘いセリフをドヤ顔で言われるのでしょうか?
インターネットを通して出会う
彼と出会ったきっかけはインターネットのペンパルサイト(外国人と交流するサイト)になります。英語を勉強するためにペンパルを探していた私はJapan-guideというサイトにペンパル募集のためのプロフィールを作りました。
英語の勉強をしていること、趣味でプログラミングしていることや旅行をするのが好きと書きました。そこで連絡をくれたのが今の彼氏です。実はたくさんの人からメールをもらったため殆どの人に返信を返すことができずにいました。
しかし、ヨーロッパを周る旅行を計画して始めた私は、イタリアという彼の出身に惹かれてメールに返信をしてみたのでした。彼のメールは2ヶ月ほど前のものでした。彼に初めてメールをした時私はカナダでベビーシッターをしていました。時差は9時間ありましたが、学生の彼は夏休み中で私も比較的空き時間が合ったため毎日のようにフェイスブックでチャットをしたり、スカイプで電話をしました。
まず初めてのメールで突然「日本人の恋人同士ってどんな感じ?」と聞いてきたため、「そんなこと聞くなんてさすが恋愛好きなイタリア人だな」と思ったのをよく覚えています。
ペンパルサイトを使って日本人彼女をゲットしようとしているのかと疑ったのですが、よくよく聞くと彼には思いを寄せている女性がいるとのことでした。そして、彼は私に女性を落とす難しさと苦労話をし始めます。「男性からアクションを起こすのが一般的になってるけど、こっちだってタイミング計ったり大変なんだ!」と彼が怒ったり落ち込んだり、感情豊かに、全力で悩んでいるのを聞きながら、イタリア人って面白いなあと相づちを打っていました。
今思い出すとそれは普通のことなのですが、イタリア人でも恋愛で悩んでるんだなーと気付かされました。
8ヶ月間の友達期間、そしてイタリアへ
一ヶ月後、残念ながら彼の恋は実らずに終わってしまいましたが、私達はお互いに日本語とイタリア語を勉強し始め、文化の違いや日々の出来事などを毎日話すようになっていました。
イタリア人は表現豊かと言いますが、それは本当で、落ち込むときはものすごく落ち込みます。彼が彼女に振られてしまった時はあまりの落ち込みように、私は動揺して全力で元気づけたのですが、次の日にはケロっとしていました。
意外と切り替えが早いのもイタリア人の特徴で、結構物事を引きずるタイプの私には、ほんとに落ち込んでいたのかと不思議になったりしました。そんなこんなで彼と私は8ヶ月、電話やメールを毎日続け親友となっていました。
カナダから日本へ戻り、働き始め、ヨーロッパへの旅行を計画していた私でしたが、ある日彼に告白をされます。「実際なら何も言わずにイタリア風にキスするんだけれど、テレビ電話じゃできないから日本風に・・・好きです。付き合ってください!」
日本の告白の文化はやはりヨーロッパでも不思議に思われることの一つで、彼いわくイタリアでは一緒に出かけたりを繰り返してなんとなく恋人になるらしいです。
彼のことはいいなと思っていた私ですが、やはり実際に会ったこともない人と恋人になるのはどうだろうと冷静になって、「私もあなたのことが好きだけど、私がイタリアに着いたら決めよう!」と返しました。
今思えばビデオ電話でお互いにすごいデレデレしていたので恋人になるのが普通って感覚になりました。
イタリアを一緒に旅する
そして告白から5ヶ月後、ギリシャにいた私はフェリーに乗り、ついにイタリアへ上陸しました。彼とフェリーの駅で待ち合わせたのですが、駅が広すぎてなかなか出会えません。結局通りがかった人に携帯を借りて彼に居場所を連絡すると、彼は炎天下の中、私のもとへ全力疾走でやってきます。
イタリア人の彼が恋愛に全力なのを知っていましたが、それを見た私は「本当に全力だな・・・」とちょっと笑いながらも、二人でハグをしました。初対面ですが友達以上恋人未満のような雰囲気で食事を済ませ、両親と住んでいる彼の家へ向かうため電車を待ちます。
もう何度も電話で話した相手ですが、初めて会う時にはさすがに緊張すると思ったら、いきなりキスをしてきました。彼が言うにはこれで恋人になったそうです。
その後はボローニャに一緒に部屋を借りたり、イタリアのローマやフィレンツェなどを二人で夏の間旅をして過ごしました。さすがイタリア人と思ったのは、当然のように街中でことあるごとにキスをすることです。彼的には、日本人の愛情表現が欠けているらしいのですが、私としてはちょっと居心地が悪いなあと感じたりしながらも3ヶ月を一緒に過ごしました。
その頃には彼のイタリア人的な単刀直入な感情表現に慣れてきていました。英語でお互い話をするため彼からの愛してるは「Ti amo」ではなく「I love you」でしたが、毎日のように「きれいだよ」と褒め散らす彼に釣られて私もちょっと甘いセリフを言ってみたりと、甘い毎日を過ごしていました。
まとめ
さて、ヨーロッパをビザ無しで旅している私は、イタリアには半年に最大3ヶ月の間しかとどまることができません。夏が終わり私はルーマニアへと旅を続け、彼とはその後遠距離恋愛になりました。離れている間は、落ち込んだり喧嘩をしたりと大変ですが、学生である彼が卒業するまでは私がイタリアを度々訪れては一緒に過ごしています。
恋愛を謳歌する人が多いイタリアでは、「全力で愛する人との日々を楽しむ精神」を学びました。私の彼も恋愛に悩みながらも素直な全力投球の恋愛を楽しむタイプです。遠距離恋愛は辛いこともありますが、そんな彼と過ごせる時間を目一杯楽しんでいます。
ペンパルサイトから始まった恋愛ですが、果たしてこの先はどうなるかは私にも分かりません。
[参考記事]
「フランス人男性との恋愛が始まるまでの過程」
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