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フランス人の娯楽は映画、美術館、城、南フランスへのバカンス

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フランス人の娯楽は映画、美術館、城、南フランスへのバカンス

 

 フランスの娯楽と言えばまずは映画でしょうね。これだけテレビやビデオが普及した今の世の中でもとにかく映画館が多く、休日の前の夜になると行列ができていることも少なくありません。一つにはテレビ番組が日本ほど充実していないせいかも知れません。実際、未だにテレビのない世帯もあるほどです。私はかつて何度もフランス人の友人、知人宅に泊めてもらいましたが、テレビがないことが多かったです。情報取集減はもっぱらラジオや新聞でした。

 映画文化がフランスに深く根付いている理由はテレビを見ないことも一因かもしれません。これだけ世の中の嗜好が変わっても、映画はフランスでは確固たる地位をキープしているのです。また映画館はとにかく安いし、一人でも気軽に入れます。日本の場合、リバイバル専門の小さな映画館は別として、どうも女の子同士やカップルが行く場所というイメージがあり、男同士や一人ではちょっと入りにくい感じがありますね。それに料金は1800円するので高いです。フランスでの映画館は大人で11ユーロ(1ユーロ128円で計算すると1400円)くらいが多いです。月間のパスを3000円くらいで売っている映画館もあります。何回映画を見てもこの値段ですので、相当安い。

 映画の次は美術館巡りでしょうか。パリには至る所に美術館がありますので、フランス人も良く行きます。ただルーヴルやオルセーなどは人気が過熱して、今は常に長蛇の列ができていますから、少し隠れ家のような美術館に行くフランス人が多いです。

 またヴェルサイユ宮殿やマルメゾン城、ランブイエの城館などはパリ市内から遠くありません。私もパリ滞在中に何度も連れて行かれました。映画と言い美術館と言い、知的レベルの高い娯楽ですね。

出典ウイキペディア [ヴェルサイユ宮殿]

出典ウイキペディア [マルメゾンの城館]

出典ウイキペディア [マルメゾン城]

バカンス

 日常の娯楽はともかく、日本とフランスの決定的な違いはバカンスの仕方ですね。日本では年末年始、ゴールデンウィーク、お盆の他はまずまとまった休みは取りません。取れない、取り難いと言えばそれまでですが、実際にもしサラリーマンが10日や2週間休みをもらったらどうするのでしょうか?日本はレジャー後進国です。この期間一体何をして過ごしますか?大半の人は何をして良いのかわからなくなるのではないでしょうか?じっと家にいるわけには行かないでしょうし、旅行へ出れば高くつくし、ならばいっそのこと仕事している方がましだということになるわけです。

 フランス人は違う。皆さんご存知の通り、夏になると3~4週間休みを取ります。海外へ行く人も少なくありません。行く場所と言えばフランスの植民地であった北アフリカやマダガスカル。距離的にも近く、旅費もそれほど高くありません。日本人がアジアへ行くような感覚でしょうか。

 一方フランス国内に残る人は何をするのか?彼らは両親や親せき、友人宅を泊まり歩くのです。お金は大してかかりません。あちらは地方都市へ行けば家も広く、何人泊りに来たところでスペースには困りません。またフランスは自給自足率100%以上の豊かな国です。地方では美味しいものを安く沢山食べられます。車で移動するため、交通費も抑えられます。日本ではまず親戚であっても人を受け入れるという習慣が余りありませんよね。同じようなことは到底日本ではできないでしょう。

 また、夏になるとフランス人は太陽を求めて一路南へ向かいます。最初、私もなぜ皆わざわざ混んでいるのに南へ行きたがるのか理解できなかったのですが、2009年に初めてエクサンプロヴァンスへ行ってみてよくわかりました。夏でも湿気がなく、朝晩はひんやりしていて、とにかく毎日天気が良いのです。これが地中海性気候というやつなんですね。ニースやカンヌなどにバカンス客が集中するのがよくわかりますこんな快適なところにいると、小さなことはどうでもよくなり、特に夏は日も長いので気が長くなってしまいます。フランス人のルーズさも理解できるように思います。


(エクサンプロヴァンス旧市街)


(ニース - プロムナード・デザングレ)


(ニース - ガリバルディ広場)

[参考記事]
「フランスで経験した古城ランチ、ムール貝料理、アフリカ料理を紹介」

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