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生活費や授業料を自分で払うアメリカの大学生

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生活費や授業料を自分で払うアメリカの大学生

 

 よく遊び、よく学び、よく働く。 これが私の、アメリカの大学生に対するイメージです。平日は勉学に励み、週末はよく遊び・・・までは日本も同じかもしれませんが、1週間を通してバイトにも精を出します。遊ぶためのお小遣い捻出のためではありません。大学の授業料、自分の生活費、遊びも含めその全部又は一部を稼ぐために、です。

 アメリカの大学の授業料は日本と比べてとても高額で、特に私大となるとなかなかバイトだけで賄えるものではなく、学生用のローンを借りる学生がほとんどなのですが、それも親が全額払うということはあまりなく、学生が少しでも自ら返済しようと頑張ります。また親も「高校まではお金も出してあげるけど大学からは自分でなんとかしてね」みたいな人が多くなります。

我が家や知人家庭の大学生のお子さんの場合

 我が家でも、1番上の子供がアメリカの大学に入学した時、最初の1年は大学でのハードな授業についていくことと、一人暮らしの生活のあれこれに慣れることで精一杯だったため勉強に集中していましたが、2年目からはバイトをし始め、今や自分のアパートの家賃や食費やガソリン代、遊びの費用などすべて自分で稼ぎ出すようになりました。

 娘の場合授業料は奨学金をもらっていますので普通の大学の授業料に比べるとかなり安価なのですがそれでも1学期1700㌦くらいなので親が払っています。でもそれ以外の仕送りをしないということでかなり助かっています。バイトをし始めたといっても勉強は疎かにできないので暇なときは教科書を開けるような職場を選び、勉強にも支障が出ないようにしています。仕送りがなくなって本当楽だな~と思っていましたが、これでも私たちはまだまだ甘い親のようです。

 同じく大学生のお子さんを持つ友人知人に尋ねてみると、
〇最初の3か月だけは生活費を援助するけれど、「その後は自分で何とかしなさい」ということでパッタリ仕送りをやめる

〇授業料だけは出すけれど、その他のことは自分で何とかしなさいと突き放される

〇親が缶詰など保存の効く食料品(アメリカは缶入り、袋入り、箱入りなどこういう食べ物がとても豊富です)を大量に買って置いていくけど、授業料や現金での援助はない

など全額援助している家庭はありませんでした。

アメリカの学生はどんなバイトをしているのか

 2,3か月ある長い夏休みを利用して一気に稼ぐ学生もいます。普通のバイトをする人もいるのでしょうが、将来へのキャリアアップも兼ねて自分の専攻分野でのインターンシップや、その分野と関連のある仕事を選ぶ学生が多いです。ここで稼いでそれを次の学期の授業料や生活費に充てます。

 うちの娘も将来は精神科医の道を進みたいと考えているため、学期中も夏休みも仕事は「問題のあるティーンエイジャー女子が住むグループホームでお世話をする」ということをしています。家庭裁判所から言われてこういうホームへやってきた女の子たちはそれぞれ大変な問題を抱えていたり問題行動を起こしたりするようですが、そんな子たちの面倒をみるのは仕事とはいえ将来へ繋がるという明確な意識がなければなかなか難しいだろうなぁと親ばかながら思います。

デートはお金をかけない

 なんかいいな~と思うのは、娘は同じ大学の男の子とデートするときは日本だったら考えられないような健全さ、つつましさなのです。たまにはレストランで食事なんてこともするようですが、自宅アパートで2人でピザやクッキーを手作りしたり、近くの山にハイキングに行ったり、ボードゲームをしたり。もちろん、それでもとても楽しそう!

 まぁこれはかなり健全な学生の例なのでしょうけど、とにかくお金のあまりかからないデートを楽しんでいるようです。アメリカではわりと人生のステージに応じての暮らしぶりというのが決まっているので、「学生時代は貧しくて当たり前」という概念が浸透している分、周りと比較することもなく気ままなのかもしれません。

 というわけで、娘も含め、みずから授業料や生活費を稼ぎだすアメリカ人の大学生は必然的に学業に真剣にならざるを得ない面があります。授業料も1年分を一括で収めるのではなくて、学期ごとなので、次の学期のクラスの選択をするときにいちいち(?)「授業料何千ドル」というのを目にすることにもなりますからね。親のお金であればすぐに退学という道を選びがちですが、自分で稼いだお金で大学に行っているわけですので、意気込みは違います。

 娘には生活の糧を稼ぎ出しつつ勉学に励むという重責をこなしながらも青春時代を存分に楽しみ、思い出深い大学生活にしてほしいと願っています。

[参考記事]
「アイルランドの語学学校の日本人の割合や費用などを解説」

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