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担任の先生もクラスメイトもリクエストできるアメリカの小学校

担任の先生もクラスメイトもリクエストできるアメリカの小学校

 

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知る人ぞ知る子供の担任リクエスト制度

 我が子の担任に、好きな先生をリクエスト出来たらしてみたいですか?

 最初にお断りしておきますが、アメリカは州によっても、また同じ市内でも学校区によって学校の様子も多少違ってきます。私が我が子を通して経験したのは2州3市、計6校の小学校ですので、他の小学校ではまた違ってくるかもしれませんのでご了承下さい。

 ということで冒頭の質問ですが、アメリカの小学校ではそれができます。一応学校側は「リクエストは受け付けますが、保証はしません。クラス全体の児童の成績や性格などのバランスもありますから」というスタンスの上、この制度がまたそんなに大っぴらになっていないんですが。

 私も子供が小学校に入ってから何年も経ってから、アメリカのママ友からそんな制度があることを聞いて知りました。例年5月末に夏休みに入るのですがこのリクエストの受付期間は4月頃の3週間ほど。「担任のリクエストがある場合この日までにリクエスト用紙を提出してください」ということなのですが、このリクエスト用紙も学校の事務室に行ってもらわなければいけません。全員に配られるわけではないのです。

リクエストすべきか、しないべきか

 私自身は、上の子供たちの頃はそんな制度があることも最初の数年は知らなかったのと、上の2人は特殊な事情があり担任をリクエストする状況になかったのもあり、この制度を活用することはありませんでした(1番上はGATEという、アメリカの小学校で英才教育を施すプログラムの中でも正答率99.9%以上の子供のみが行けるというトップのクラスにいたのと、2番目は逆に特別支援学級にいたのでした)。

 また、知った後も日本人的に「自分の好みの教師を選ぶより、どんな教師にあたっても上手くやっていくことを学ばせるほうがいいじゃないか。学生時代、嫌な教師の2人や3人誰にでもいるはずだ」と思っていたのです。けれど、末っ子は特別優秀でもなく発達障害があるわけでもない、普通の子供だったので彼女が4年生に上がるときに1度だけ最初で最後の「担任リクエスト制度」を利用してみました。

 この時は末っ子が学年末のとある日帰宅した時、「ママお願い、来年はハミルトン先生をリクエストして!私の友達は皆ハミルトン先生をリクエストしているんだって!今日すぐに事務室に行ってリクエストを提出してきて」と騒ぐので行ってきたわけです。

 リクエストはすんなり聞き入れられ(たかどうかはわかりませんが)、翌年娘はめでたくハミルトン先生のクラスへ。一緒に申し込んだお友達も全員同じクラスだったところを見ると、案外リクエストは通るものなんだなという印象を受けました。

試してみたら意外と良かった!?

 そしてこのハミルトン先生は文句のつけようがないくらい温かく優しく寛容で明るいという素晴らしい先生だったのです。末っ子はハミルトン先生のもと楽しく充実した1年間を送りました。

 なので、その先生のことをよく知っていて我が子の成長のために良いと思えばこの担任リクエスト制度も悪くないかもしれないと思ったりしました。ただ、うちは末っ子も小学校を卒業してしまったため結局最初で最後のリクエストとなりました。

 だけど・・・自分のクラスに希望者が殺到したとかって、教師には伝わるんでしょうか?その辺は私にはわかりません。自分がもし教師をしていて誰からもリクエストされなかったらちょっと寂しいしやる気もなくなってしまうような気がしますが、その辺もアメリカの実力主義というか、ドライな部分なのでしょうか。

 アメリカの親のほとんどは、「上の子がこの先生に受け持ってもらって本当に良かったから」という経験から下の子にも同じ先生を、と考えるようです。

クラスメイトもリクエストが可能?

 そしてもう1つ、こちらは制度としてではないのですが、我が子を特定のお友達と同じクラスにしてほしいというリクエストをすることも可能は可能です。

 クラスメイトのリクエストは担任リクエストよりは簡単には行かなさそうです。我が子がものすごく恥ずかしがり屋で、他にはお友達は作れそうにない、だから去年から仲良しのあの子を・・・みたいなケースが多いようですが、校長としても親の言い分と共に前の学年の担任からもよく話を聞いて、恥ずかしがりといってもどの程度なのか、本当にそのお友達がいることで助けになるのか、などをよく検討し吟味してからの決断になるようです。

 どちらにしても日本人からは想像しがたいというか、「本当に必要なの?」と思ってしまいますよね。なければないで普通に学校生活が送れるし、学校側も面倒がないのに、一応そういう制度を設けているのがそれぞれの個性を認めるアメリカらしいです。

女性教師が圧倒的に多いアメリカの小学校

 ちなみに我が家は子供たちが、通算10数年以上小学校に通い、毎年担任が変わったわけですが男性教師に受け持たれたことは1度としてありませんでした。アメリカの小学校は圧倒的に女性教師が多いのです。

 また基本的に先生は自分の受け持つ学年が決まっていて、毎年2年生を教えているとか5年生を教えているとかいう先生が多いです。時々受け持ちの学年が変わる先生も当然いますが、5年生を数年間教えてから他の学年をこれから数年教える、というふうなやり方です。

 あと先生にまつわることで興味深いのは、先生が欠席するときは当然代理の教師が来るわけですが、そういうときに自分の親族に頼む先生が時々いるんです。もちろん代理の教師も資格があることが前提なのですが、自分の母親に来てもらったり、夫に来てもらったりということが今まで我が家の子供たちのクラスでありました。

 アメリカの小学校、まだまだ日本の小学校とは異なる面がたくさんあるのですがそれはまた次の機会に・・・。

[参考記事]
「イタリアの小学校の特徴を紹介。夏休みは3か月半」

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