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鳥の糞のおかげで宝くじで1億円当選

鳥の糞のおかげで宝くじで1億円当選

 

 いつから言われ出したのか知りませんが、鳥に糞を落とされるのは幸運の兆しで、後に「フン」ではなく「ウン(運)」が付く、と言われます。

 糞を落とされた者にとっては、恥ずかしいやら、汚いやらで、全く有難みを感じない言い伝えですが、本当に幸運を運んでくれるのでしょうか?

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宝くじ当選

 2005年の年末ジャンボ宝くじを見事に当てたTさん。実は、Tさんは愛車に鳥の糞が付いているのを見て宝くじを購入し、願掛けとして当選番号の発表日まで車に付いた糞を処理する事無く、車にこびり付かせたままにしていた所、なんと見事に2等1億円に当選したと言う。「フン」から「ウン」を掴み、その運を逃さなかった例です。1億は何に使ったのでしょうか。

 そして不思議な事に、空から降って来た糞が幸運を運んでくれると思うのは、日本人だけではありません。実は、海外でも同じような事が信じられています。

 2011年には、ニュージランド在住の、迷信なんて全く信じない男性が鳥の糞が彼に落ちて来た事に気づいた友達に「幸運のサイン」と言われ、しぶしぶポケットにあった最後の5NZドル(約407円)でスクラッチカードを買い、見事に10万NZドル(約814万円)に当選したと言う話もあります。こちらは1億ではないですが、決して小さな額でもありません。

空から人間のウンチが

 糞が運を呼ぶとしても、自分に降りかかってくる糞は、より小さな鳥の、より小さな糞で、出来るものなら見かけが多少良いものを選びたいところ。

 しかし、そんな願いも届かず、物凄い糞がアメリカのある一家に降り注いできたのです。米ユタ州のソルトレイクシティー国際空港の近くに住むベサニーさん。

 ある日、子供達を迎えに行こうと自宅を出てみると、何とも言えない異様な匂いが漂ってきました。そして辺りを見回してみると、小さな茶色いプツプツが一面に広がっているのです。

 これがその時の写真。

 初めは、鳥の群れが運悪く糞を落としていった物だと思ったっものの、あまりの異臭に周りを見渡すと、ガレージ一面に糞が散らばっていたのでした。

 実は、これは鳥ではなく、飛行機から落とされた人間の糞、正式名称「ブルーアイス」だったのです。ブルーアイスとは、頭上の飛行機から漏れる凍った汚物で、人間の糞と消毒剤が混ざったもの。

 通常、飛行機のフライトの間にためておいた汚物は、飛行機が上空を飛んでいる間に捨てられる事は無く、着陸してから収集されます。また、汚物を空から捨てる事自体、法律でちゃんと禁じられています。それなのに空から降って来た大量のブルーアイス。

 Facebookに当時の様子を投稿し、怒り心頭のベサニーさんが言うには、ブルーアイスが自宅に落とされたのが今回で2度目。前回は少量だったとの事ですが、自宅に汚物を捨てていく民間航空会社に対して怒り心頭の様子。

 地元のテレビ局が連邦航空局(FAA)に問い合わせると、「ブル-アイスが空から降って来たと言う報告は時折受けており、もし落とされた時間と場所を正確に報告してくれれば、その時に飛行機が本当に飛んでいたかを確認する事は出来る。ただ、降って来たブルーアイスの清掃方法を伝授する事は出来ない」と言われたそうです。

 ベサニーさんが宝くじを購入したのかどうかは、残念ながらわかりませんが、何らかの幸運が彼女に降り注いでくる事を祈るのみです。糞の量からして1億どころではなく、10億くらいは当選することでしょう。

[参考URL]
THE Sun

telegraph

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