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アメリカにはまだある、古き良き日本のおせっかい文化

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アメリカにはまだある、古き良き日本のおせっかい文化

 

 アメリカは、小さな国の集合体と言う感じで、どこの国から移民して来たかによって文化もずいぶんと違ってきます。ハワイと中西部にあるアメリカで3番目の大きな都市シカゴを行ったり来たりしている私の経験からすると、この二つの地域でもかなり文化や習慣の違いがあります。

 また、ご存知のようにアメリカは大陸なので、どこにでも(島以外)車で行くことができます。シカゴにいる時には車で20時間のドライブでいろんな州に行ったりしていますが、それぞれの州によって法律も違い、文化や習慣もかなり違いがあります。

 海に面した西海岸の都市ロサンゼルスやハワイ、東海岸の中でもニューヨークなどの都会では、割とアグレッシブな人が多く、海に面していない地域などでは割と保守的な人が多いように思います。

アメリカにも”おせっかい”文化がある

 日本でも都会ではどんどん人への関心が薄れて来ていますが、アメリカでも残念ながら同じような傾向があるように思います。でも、大きな都市以外のほとんどの所では昔のままのような文化が残っていて、古い良き日本のような”おせっかい”文化があちらこちらで見かけられます。

 外で子供たちが悪さをしたら躊躇なく大人が叱ったりします。日本ではお年寄りでも注意をする人は少なくなってきていると思います。一部の若い人たちがアグレッシブになってきて、お年寄り達が目に余る光景を見たとしても、叱りつけることができない状況にあるのではないかと思います。

 アメリカでは、年配の方への尊敬はまだまだ残っていますので、お年寄りはとても大切にされています。経験豊富なお年寄りに相談をしたり、アドバイスを聞いたり、それなりの経験に敬意を表し、若者がしっかりと耳を傾けています。そのため、お年寄り達は自信を持って知らない子供でもしっかりと叱ってくれます。おせっかいだと言われようと。

 子供達も「くそばばあ」なんて言葉はお年寄りには決して言えませんし、そんな言葉をお年寄りに言ったら、周りにいる人たちがとんでもない目で若者を見ますし、そんな若者をまた年配の方達がしっかりと叱ってくれます。たとえ若者や子供達が「くそばばあ」と思っていても、決して口にすることはないです。

 アメリカの学校のシステムに「カウンセラー」がいるのもこういう”おせっかい”文化が守られている要因の一つです。日本でも最近では学校にカウンセラーを置く所もあるようですが、基本的な考え方が違うかもしれませんね。アメリカの学校では、先生に対して友好的な態度を取ることは許されても、反抗的な態度をとると注意を受け、カウンセラーに送られ改善されます。

 若い人にはわずらわしいと思うかもしれませんが、こういうしっかりとした”おせっかい”文化がまだ残っているアメリカでは、子供達も大人の前では割と良い子になって、そういう雰囲気の中にいる子供達には、しっかりとした習慣が身についてきます。

 また、近所に不幸があったり、病気で困っていたりすると周りの人達がいろいろな食べ物を持ち寄ってくれたり、様子を見に来てくれたりします。レストランなどでは、日本と違いテーブルとテーブルの間隔がわりと広いにも関わらず、全然知らない人同士がまるで友達かのように会話を始めたりすることもあります。

 道を歩いていたら、全然知らない人なのに「ハーイ!」と笑顔が声をかけてくれたり、庭の掃除をしていると、知らない車なのにクラクションを鳴らして手を振ってくれたり、エレベーターのような密室ではリラックスして軽い会話を楽しんだりします。こういう習慣は、人と人を繋げる人間らしい交流を保てると言う意味でもとても良いことですよね。

 日本人の気質では、知らない人と気軽に話すことはなくても、昔はもっと気軽に人と人との交流を楽しんでいたように思います。そういう古き良き日本の雰囲気がアメリカではまだまだ残っています。日本にもまだこういう習慣が残っている所もあるとは思いますが、日本人の良い気質でもある「遠慮」がじゃまをして、なかなかご近所さんに”おせっかい”をできない人もいるかと思います。アメリカ人の自由な気質から、躊躇なく周りの人に”おせっかい”をやくアメリカ人を見ていると「日本も昔はこうだったなぁ」と懐かしく思うことがあります。

[参考記事]
「ハワイでは白人が人種差別を受けている。その理由は」

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