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イタリアやドイツで本場のクラシック音楽を楽しむ

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イタリアやドイツで本場のクラシック音楽を楽しむ

 

 一言でクラシック音楽といっても、国によってその趣は大いに異なります。一歩踏み込んでみるとそのバラエティに驚かされるはず。この記事では、自分の好みに合ったクラシック音楽をそれぞれの本場で堪能するために、ヨーロッパ各国の音楽文化の特徴などをご紹介します。

イタリアオペラ

写真:イタリア・パルマ、レッジョ劇場内部の公演直前の様子

 毎年10月にヴェルディフェスティバルが催され、数々のヴェルディ作曲のオペラが上演されます。他では滅多にお目にかかれないマイナー作品の上演も多々あるのでマニアには大変魅力的です。世界のトップ歌手たちが集うためチケットはプラチナ化しますが、立ち見の当日券は入手可能です。しかもとてもリーズナブルです。公演日の午前中に劇場に足を運び、正面玄関の張り紙をチェックして指示に従いチケットをゲットしましょう。ひとり一枚しか買えないので注意が必要です。

 イタリアのクラシック音楽と言えば何といってもオペラ(歌劇)です。世界中のオペラ歌手が憧れる、歴史的建造物としての価値も高い馬の蹄型の美しく伝統的な劇場が国中に点在しています。イタリアでのオペラ上演は200年前の人々が愛した音楽を、当時の雰囲気そのままに味わうことのできる貴重な文化遺産です。

 イタリアオペラの特徴は歌手の技量に多くを委ね、オーケストラがそのサポートに回る傾向の作品が多く、その代表例がジュゼッペ・ヴェルディの作品群です。カリスマ歌手たちがその技術をパワフルにぶつけ合い、生涯記憶に残るような一瞬を作り出してくれます。

 中でも有名なのは6月から9月にかけて催されるヴェローナのアレーナ・オペラ・フェスティバルと、10月にヴェルディゆかりの地パルマとブッセートで行われるヴェルディ・フェスティバルです。世界中から第一線で活躍する指揮者と歌手が集います。
写真:イタリア・ヴェローナ夏の野外オペラ アレーナ内部の開演前の様子
客席では一人一人がキャンドルを灯して無数の小さな灯が揺れ、開演前の雰囲気を盛り上げます。

ドイツオペラ

 イタリアのヴェルディに大きな影響を受け、そこから独自の音楽文化を発展させたのがドイツのリヒャルト・ヴァーグナーです。日本では英語読みで「ワーグナー」と表記されることがほとんどですが、正式名称は「ヴァーグナー」です。ヴァーグナー自身が設計・建築に携わったバイロイト祝祭劇場では毎年ヴァーグナーフェスティバルが催されています。夏の間中連日連夜、ヴァーグナーの作品のみが上演されます。

 この劇場はこけら落としから今日まで140年の間ヴァーグナーの作品以外は上演されていません。ヴァーグナーに代表されるドイツオペラの特色は、歌手だけが主役ではないという点です。オーケストラと歌手、演出効果が一体となって作り出す総体的芸術作品です。そのため誰か一人もしくは一つの瞬間がガツンと記憶に刻み込まれることはあまりありません。あくまで全体を味わうのがドイツ流です。

写真:バイロイト祝祭劇場外観
ドイツ・バイロイト ヴァーグナーフェスティバル

 歌唱力に重きを置くイタリア、各セクトが三位一体となった総合芸術を重んじるドイツの他にも、波に飲み込まれたような感覚を味わえるダイナミックなオーケストレーションが命のフランス、大衆音楽としてのクラシックの伝統を守るオーストリアなどヨーロッパ諸国では全く違った趣向のクラシック音楽の生演奏が毎日のように楽しめます。

[参考記事]
「イタリア、フランス、ドイツの朝食を紹介。ドイツは日本式?」

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