アメリカ人の知人・友人・家族間の挨拶は、ハグやキス、そして握手が基本です。日本の挨拶とは全く違う文化ですよね。
実はこういった知人同士の挨拶とは別に、一般的には知られていない、黒人男性同士で行われる「挨拶」というものがあります。
黒人男性と国際結婚をし、アメリカ在住経験のある私が、黒人男性と一緒にいる経験がないと知らない、知る人ぞ知る彼らの「不思議な挨拶」をご紹介します。
全く知らない黒人男性同士で行う、儀式的な挨拶
私は日本に住んでいた独身時代から、アメリカ黒人男性の友人や恋人もおり、黒人男性をパートナーに持つ日本人女性の友人も多いという、ブラックカルチャーを身近に触れられる環境でした。
そんな中で、ふと気が付いたこと。
それは、黒人男性には黒人男性のみの「不思議な挨拶」があるということ。ここで言う挨拶は、知人や友人に行なう挨拶ではなく、街ですれ違ったりで、店内で見かけただけの「全く知らない黒人男性同士で行われる挨拶」です。
彼らはお互いの目が合うと必ず、「アゴをグイッと一瞬、前に出す仕草」をお互い行います。
お互い話すこともありません。歩いていて立ち止まることもありません。ただただ、歩きながら”さりげなく”お互いを見ながらこの「アゴをグイッと出す」仕草のみを行なうのです。
同じ外国人同士、アメリカ人同士というわけではなく、これは「黒人男性同士のみ」に行われる挨拶です。そして黒人女性に対しては行いません。
黒人男性が多数集まる場所ではそんなに見られませんが、黒人男性が少数の場所であれば、”絶対に”このアゴをグイッと出す仕草は儀式のように行われます。これは日本でもアメリカ本土でも同様。
私はこの仕草に気が付いた時、「偶然知ってる人に会ったから合図をしているんだ」とばかり思っていたのですが、よくよく聞いてみると、「全然知らない人」とのこと。
「黒人男性」と認められた場合のみ行われる
うちの黒人夫は子供のころから周りは白人ばかりという環境で育ちました。住んでいる地域に黒人は少なく、夫家族のご近所さんもみんな白人ばかり。
大人になって都会に出てからも、白人やアジア人との付き合いしかほとんどなく、黒人男性の友人はほとんどいません。ですので、いわゆる黒人コミュニティの中で育った一般的なアメリカ黒人とは違います。
ですが、それでもこの不思議な「挨拶」、うちの夫も行うんです。黒人男性が非常に少ない場所で、偶然黒人男性に出会うと「アゴをグイッ」
そして、現在日本の地方都市に住んでいますが、たま~に黒人男性と出会うと、お互い「アゴをグイッ」とやっています。
これはアメリカ人の黒人男性のみなのかと思いきや、カナダやヨーロッパ、そしてカリブ出身の黒人男性も行なっています。
生活環境や出身国は関係なく、ただただ「黒人男性である」とお互いが認めた場合のみ、暗黙の了解で行う儀式的な挨拶のようです。
話に聞くと、白人家庭に養子でやってきた黒人の男の子、黒人父と白人母とのハーフで両親が離婚し、白人母に引き取られて、白人家庭でのみ育った黒人ハーフの男の子など、そんな黒人文化にほとんど触れずに育った男性でも、必ずこの挨拶だけは行うんです。
環境はどうであれ、黒人男性であると認められると相手から行ってくるので、学校や社会で生活をするうちに自然と身についた習慣になっているのでしょう。
黒人男性同士はフレンドリー
黒人男性の場合、相手が黒人であるということが「仲間」と認め合う最大の要素になります。見知らぬ相手でも、黒人男性同士だとお互いを「ブラザー」と呼び合い、何かとフレンドリーで親切なのが黒人男性の特徴。
黒人の長い歴史の中で、ひどい仕打ちを受けてきた歴史、そして差別等で苦労をしてきた過去を分かち合える、そんな他人種にはわからない仲間意識があるのでしょう。
どんなに有名人で、お金持ちな黒人でも少数の場で出会った黒人男性には非常に親切で、まるで友人のように接してきます。
うちの旦那も海外のとあるスポーツジムで、ボブ・サップやボビー・オロゴンと偶然会ったことがあるのですが、黒人男性はほぼ皆無の土地柄だったためかすぐに意気投合し、滞在期間中は毎日一緒にトレーニングを行なったもの同士。
友人の旦那さんは、バーで飲んでいた時にグラミー賞受賞経験のある国民的シンガーと同席をし、黒人男性は2人だけだったということですぐに意気投合。他の白人客にはサインも断るほどだったというのに、黒人男性というだけでこのような光景になってしまうのも、よくあることなんです。
黒人男性というだけで行う、この不思議な挨拶、そして強い仲間意識。他の人種では絶対にありえないことですよね。
こういった記事探してました。やはり私だけじゃないのか。黒人の友達と日本出歩いていて、最初こういった状況に出くわした時、彼らはグルで私を売ろうとしてるのか?何か企んでるのか?と思いました。恐怖を感じ、その際はとにかく人混みがあるとこから離れない、そして直ちに家に帰ろうと恐怖に慄いてました。今もまだ慣れないです。普通に怖い。私は別に差別者じゃないけど、黒人怖いって素直に思ってしまいました。しかも日本にいると日本人って黒人に慣れてないから、じっーと人のこと見ますよね。黒人の隣には座らないとか。子供なんか口ポカーンあけて、見た事ない物を見ているように不思議そうに眺めてたのを見て、私は日本人だから思った事ないけど、見方?考え方によっては、日本は差別が無い国だとばかり思っていたけど、外国人?の立場になれば、日本ってそうでは無いんだって思いました。しかし申し訳ないけど、黒人と夜ごはんとかで、外が暗くなってから、そこら辺で待ち合わせすると、まじで目玉の白い部分だけが、ギャロギャロして怖い。暗いとまじでどこにいるか分からない。