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日本とベルギーの家の造りはどう違うの?ベルギーはクーラーがない

日本とベルギーの家の造りはどう違うの?ベルギーはクーラーがない

 

 こんにちは。ベルギー ブリュッセルに住み始めて3年目になりますKaoriと言います。今回はベルギーと日本の家の造りの違いについてご紹介したいと思います。なさそうで、わりとある日本とベルギーの家の造りの違い。知っていることから知らないことまで多数紹介しようと思います!

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玄関の違い

 これは有名なことですが、海外では日本のように玄関で靴を脱いで家に上がる文化があまりありません。そのため家の外から中に入るときには、段差がなくフラットな状態です。日本では上がるための段差があるのが普通ですよね。それが全くありません。

 でも家によっては土足ではなくスリッパなど室内履きのものを用意している家も。家では靴を脱いでくつろぎたいですもんね。ちなみに我が家は日本スタイルで帰ってきたら靴を脱ぎます。日本人のお友達が来ても靴を脱いで上がってもらいますが、ベルギーの友達が来たら靴を脱がずに上がってもらいます。

 家の修理の方に来てもらった時も土足で上がってもらうので、その人たちが帰ったときは掃除機をかけることを忘れません。でも日本の文化をわかっているベルギー人などは玄関マットで靴の底をきれいにしてから、入ってくれることもあります。

網戸がない?

 ベルギーの家には網戸がありません。窓は基本、開けるか閉めるかです。夏の暑い日や窓を開けておきたいとき、網戸がないので虫が入ってこないように対策しないといけません。

クーラーがない?


 ベルギーの家には『クーラー』というものが存在しません。日本人からするとクーラーがないなんて考えられないですよね。でもベルギーはクーラーが必要なほど暑くないのです。

 30度を超える日は年に数日。その数日さえ乗り切ってしまえば、あとはからっとした涼しい日々です。暑い数日は扇風機でしのぎます。寝るときにも夫婦でいても小型扇風機1台です。『暑くて眠れない・・・』なんてことはありません。そう考えるといい環境ですよね。

 お店でもクーラーがないなんてことはよくあります。大型スーパーやチョコレート屋さんなどはありますが、服屋、靴屋、そして市役所などはクーラーがついていません。もともと熱がこもりやすい建物の構造で、さらにたくさんのお客さんがいたらむわっとして長居できません。数日を乗り切ればいいのですが、その数日がかなり不愉快に感じることもあります。

 ベルギーに何十年も住んでいる友達に聞くと、『年々暑くなっている』と言っていました。何十年かしたらベルギーの家にも、クーラーがあるのが当たり前になるかもしれませんね。

では、暖房は?  

 暑い日は日本に比べて格段に少ないですが、その代わり寒い日は多いベルギー。そして天気が悪い日が続き、どんより暗い日々が1週間続くなんてこともよくあります。それで家まで寒かったらどんどん落ち込んでいきそうですよね。

 でも、そこは安心!ベルギーの家には基本『ソファージュ』という暖房器具がついています。これは大きいサイズから小さいものまでどの部屋にもついているものです。どういうものかというと、設定温度を一括で決めると、その設定温度に合わせてソファージュに温風が流れ込み、部屋を暖めるという仕組みになっています。

 つまり22度設定にすると、部屋を22度にするためにソファージュが動いてくれます。22度まで部屋の設定温度が上がると、自動的に止まり、部屋の温度を維持してくれるシステムです。もし、寝室だけ暖かかったらいいという時は、他の部屋のソファージュを『0』にしておけばOKです。一括して家全体を暖かくできるのでとても便利なシステムです。

バスタブがない?

 これもこちらでは当たり前ですが、バスタブがついていない家もあります。その代りシャワールームがついているのです。湯船につかる日本人にとっては、なかなか馴染みのない環境ですよね。私の家には、バスタブはありますが、洗面台との続きになっているため、別で体を洗うスペースなどはありません。これはどの家庭でもそうです。

 なのでバスタブで、浸かる、洗うのすべてをしないといけません。普段はあまりお湯につかることはありませんが、やはり日本人。たまにお湯につかって温まりたいときもあります。その時は、最初湯船につかってから、お湯を抜き体を洗います。このシステムになるので、海外の人は日本人のように同じお湯につかるということがないんですね。

 いかがでしたか?国が違えば習慣も違って、それが当たり前になるんですよね。この記事が何かのお役にたてればとても嬉しいです。海外で住む場合、ホームステイする場合などにぜひ役立ててみてください。

[参考記事]
「ベルギーでは空き巣にご用心。私のベルギーの家の防犯を紹介」

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