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私が体験した韓国の伝統的な結婚儀式「幣帛(ペペク)」

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私が体験した韓国の伝統的な結婚儀式「幣帛(ペペク)」

 

韓国の結婚式は三段階に分かれており、挙式→ペペク→披露宴という流れで執り行われます。
日韓遠距離恋愛を乗り越え韓国に嫁いだ私は、嫁として親戚への初めての挨拶の意味を込めたこのペペクの儀式がとても楽しく、特に印象に残っています。
血縁関係を重んじる韓国では、結婚を家と家の結びつきと考えるため、ペペクは新婦が正式に家族の一員となるための重要な儀式です。
親族しか参列できない儀式の為、なかなか見る機会がないと思いますので、今回私が体験したペペクを紹介します。
※韓国語の正式な発音は『폐백=ペベッ』に近い音ですが、カタカナ表記では一般的にペペクやペペグと言われますので、今回はペペクと表記します。

1.事前準備

韓服と呼ばれる、いわゆるチマチョゴリを生地から選び、オーダーメイドで作ります。
チマ=スカート、チョゴリ=上着の意味ですので、韓国では韓服=ハンボッと言います。
式場でレンタルも出来ますが、約4万円と手が出せないわけでもないので、姑と一緒に2着作りました。
まずは生地選びです。
服飾材料の大きな卸市場があり、何店舗かある中から生地屋を選び、提携している近所の仕立て屋で採寸をします。

韓服の見本を見ながら、どんな質感の生地にするか、デザインはどうするかを決めていきますが、お店によっては色の組み合わせのアドバイスをくれます。
私が購入したお店では私の希望通りの色で作りましたが、色の相性が悪く主人には不評でした。
韓服を見慣れていないのもあり、好きな色という理由だけで上下組み合わせてしまったので、見本から選ぶべきだったと少し後悔しました。
1週間ほど待ち、完成の連絡を受け再度来店。
試着するとかなりきつめのサイズで作られています。

上着は体にジャストフィットするように、サイズがぴったりです。
日本の着物まではいきませんが、スカートがズレ落ちないように中で少しきつめに縛ります。

もしも太ったら着られないなと心配していたところ、実際に1年後に太ってしまいました。
太ってから着なければならない機会がありましたが、生地がわりと伸びるため、無理やり引っ張って何とか入りました。

スカートが下半身の体型を隠してくれるので、スタイルがよく見えます。

2.当日準備

韓国の結婚式は、日本とは違いとても短く早く終わります。
30分程度の挙式のあと、親族のみが入れるペペク室でペペクの儀式をします。
ペペク室の奥に小さな更衣室があり、事前に用意しておいた韓服の上に艶やかな婚礼用の衣装を着ます。
補佐の方が手慣れた様子で新郎新婦に衣装を着せ、親戚が待つペペク室に出て、お披露目。
更衣室に入ってから10分もしないうちにペペクの儀式が始まりました。

3. 儀式の流れ

リハーサルは全くなく、横でお手伝いをしてくれる補佐の方の指示に従い行ったので、無我夢中であまり流れを把握しないまま執り行われました。
主に新郎側の両親と新郎新婦を中心に進行されます。
式によって多少の違いがあるようですが、私が行った主な流れを説明します。
① 新郎新婦が新郎両親に最敬礼のお辞儀をし、祝福の言葉をもらう。

② 新郎新婦がお互いにお酒を注ぎ夫婦の盃を交わす。腕を絡めて飲み干す。

③ 新婦の腕に掛けられていた布を新郎新婦二人で広げて持ち、新郎両親が幾つかの栗とナツメを投げ、その布で受ける。
これは、受けた数によってナツメ=男の子、栗=女の子の子宝に恵まれるという意味があります。
ちなみに私たち夫婦は、ナツメ5個、栗4個とかなりたくさんキャッチできました。

④ 1個のナツメを新郎新婦で食べ合う。
種を食べた方が夫婦間での主導権を握るという意味があります。
最初は私が種を食べましたが、 年下の主人を立てるために譲りました。
その結果の通り、今現在は亭主関白に見えますが、実は私が影でコントロールしています(笑)

⑤ 親戚の挨拶
テーブルの上にあるペペク膳というナツメや伝統的なお菓子のうち、親戚が順にどれかを選び、一口食べた後に新郎新婦に一言お祝いを述べます。
そして小遣い程度の御祝儀を頂きました。
私の両親も同様に行いました。

その他、日本語が出来る韓国人の親戚が通訳をしながら、お互いの親戚を一人ずつ紹介しました。

4. 儀式後

ペペク後は、ビッフェ会場で食事をしている参列者へ挨拶に周ります。
日本のようにコースで食事が出てくるわけではなく、御祝儀を出す際に食券をもらい、ビッフェ形式で各自食事をします。
大きな食事会場で、他の式の参列者と合同で食事をします。

披露宴という位置づけですが、新郎新婦に合わずして帰る参列者もいます。
日本と比較すると、かなり自由です。

新郎新婦は婚礼用の衣装を脱ぎ、通常は中に着ていた韓服で周ります。
私は日本のようなお色直しをイメージし、ピンクのドレスを着て挨拶に周りました。

招待客の中には、韓服姿が見たかったという声もありましたが、ペペクの儀式で汗をかき韓服が清潔とは言えなかったので、着替えてちょうど良かったとも言えます。
参列者が400人近くいたので、食事の際も少し会話を交わす程度でゆっくりはできませんが、皆の顔を見てとても幸せな気分になりました。

5.まとめ

とにかくあっという間に終わりました。
挙式はとにかく緊張してあまり記憶にないのですが、ペペクはすべてが興味深い文化体験のようでとても楽しかったです。
且つ日本から来てくれた家族と一緒に経験できたことがとても嬉しく、もう一度やりたいほど印象に残っています。

国際結婚は苦悩もありますが、その分幸せも倍です。
このペペクを通じて、親戚の誰からも祝福され、日本人だけど結婚を認めてもらった、そんな気持ちになりました。
貴重な体験をさせてもらい、とても良い1日を過ごせました。

本来は親族しか入れないペペク室ですが、日本から来た参列者は特別に入らせてもらえます。
もし機会がありましたら、是非見学させてもらうことを強くオススメします。

[参考記事]
「韓国の結婚式は日本とは大きく違う!前日ナンパした女を連れて参列」

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