Read Article

広告

カナダでのマイホームは叶わぬ夢?築100年が1億円の衝撃

広告

カナダでのマイホームは叶わぬ夢?築100年が1億円の衝撃

 

 日本の不動産会社で宅建士として働いていた私。築30年の住宅を全リフォームして住みたいなんて相談を聞くと、「いやいやお客様、築30年だと建て替えたほうが早くてきれい、家の状態によっては建替えの方が安くつきますよ」なんていう商談を何度もしてきました。

 しかし、実際にカナダの住宅販売サイトや不動産広告を見てかなり衝撃を受けました。なんとこちらでは築100年という日本では「古家付き、解体費OOO万円」と備考が付いていてもおかしくないような築年数の物件も取引されており、先日も散歩の途中に近所の家が売りに出されているのを見つけて、見学させてもらうと築70年とのことでした。なのでカナダでは築40年と聞くとまだまだ新しく感じるような錯覚に陥るほどです。

 カナダの中古住宅はどんなに古い家でもリフォームにどのくらいの費用が掛かるかということをベースに値段が決まるので、住宅の値段は下がらないと言われており、築年数がかなり経った家でもリノベーションがきちんとされていれば高値で買い手が付きます。

 日本の住宅は例え人が住んだことがないモデルハウスのような建物でも、完成時から年月が経つにつれてどんどん価値が下がっていくので、原価償却されていく資産ですが、カナダでは経済状況次第で家の価格が上がる(逆に下がる事も)のでとても良い投資だと捉える人が割と多く、私の義両親(カナダ人)もそのような考え方です。実際に彼らの住んでいるトロント郊外の家は20年程前に当時約2000万円で購入したそうですが、今売りに出すと最低でも6000万円くらいで売れるようです。

マイホームの買い時はいつ?トロントの不動産バブル

 国際結婚しカナダに住んで早3年、マイホーム肯定派の義両親にそろそろ家の購を検討したら?と言われるものの私たち若い夫婦は全く気が向かないでいます。原因は私たちが住むエリア、カナダ東部オンタリオ州トロントおよびトロント近郊の各都市における不動産価格の上昇です。

 近年、中国人投資家や中国系移民の不動産爆買いの影響により、トロントダウンタウンでは1年で20%も不動産価格が上昇しているにも関わらず、売り手市場になっていて人気が高い地域では売り物件が出れば即買い手がつくようです。それに加えて8000万円で売りに出た築100年の物件が購入希望者が競い合い、最終的に1億円で売却されたなんて事もザラです。これは一戸建てにコンドミニアム、日本でいうところの分譲マンションにおいても同じ事が起きています。

 投資家だけでなく、住宅の購入を検討している現地の住民も今買わないといつ買える?一生マイホームは購入出来ないのでは?と、競い合ってる内にどんどん不動産価格が上昇しているのです。

 さすがに以下のようなトロント中心部の高すぎる物件はなかなか売れないようです。なんとこの物件約5億円。

 同じくトロント中心部のマンションも1億6000万円と高い。

カナダでの住宅購入は叶わぬ夢?

 カナダの不動産価格の上昇は戸建て住宅に限らず、コンドミニアム(日本でいうところの分譲マンションタイプの住宅)やタウンハウス(2~3階建てで隣と棟続きの集合住宅)といった物件もすごく値段が上がってきています。

 もともとは住宅購入にあまり乗り気でない私たちも、購入するなら収納スペースをたくさん持てる一戸建てに住むイメージをしていましたが、近年の不動産価格上昇により非現実的に。

 もう少し価格が下がるコンドミニアムやタウンハウスがまだ手が届くかなぁ?と思っている内にそれらの住宅も希望する間取りだと6000万円~と値段が上がってきました。1億円は当然ながら6000万円でも叶わぬ夢。今住んでいる賃貸アパートも不動産価格の上昇によって2年連続で千円ずつ賃貸料が上がってきていているので、早めにローンを組んで物件を購入した方が良いのか、でもいつこのトロント不動産バブルが弾けるかも分かりません。あと2年は確実に続くでしょうという意見も耳にします。

 タイミングを見計らってる内にバブルが弾けて安くマイホームを購入できるといいなと思っている今日この頃です。

[参考記事]
「カナダで人気のモバイルハウスやロフトマンションとは」

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a comment

*
*
* (公開されません)

Return Top