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海外でヒッチハイクの成功率を上げるコツ

海外でヒッチハイクの成功率を上げるコツ

 

 バックパッカーと言えば、大きなバッグを背負いヒッチハイクをしている旅人が思い浮かびますね。私もバックパッカーにあこがれて海外旅行を始めたのですが、ヒッチハイクってすごく勇気がいることでなかなか挑戦することができずにいました。

 今回はルーマニアで初めてヒッチハイクをした経験談とヒッチハイクをするにあたって教わった成功率を上げるコツを紹介します。

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下調べと計画の大切さ

 初心者で失敗しやすいのが、ヒッチハイクをする場所選びに関してです。ヒッチハイクをすると決めたらまず最初に地図を確認することが大切です。行き先が数キロ先の街であっても、何十キロも先の国境を超えた場所であっても、行き先までの可能なルートを考えます。

 この「Hitchwiki」というサイトでは、ヒッチハイクに適したポイントが地図に登録されており、実際にその場所でヒッチハイクをした人のレビューなどを見ることができます。

 運があまりにも良くない限り、数十キロを一回のヒッチハイクで移動することはできず、大体の場合は街から街へと小刻みに移動することになります。

 ですのでルートの途中にある町の名前や地域を知っていると役に立ちます。というのも上の地図に書いてあるスタート地点のジビウ(sibiu)から目的地のデヴァ(deva)まで私は四人のドライバーの人に乗せてもらいながら移動をしました。

 初めに止まってくれたドライバーの方はデヴァではなく北のアルバ・ユリアという町に向かっており、その途中のBesで降ろしてもらいました。地理を知っていると、ドライバーにも場所が伝えやすく、行き先を間違えることもなくなります。

 ルートを考える上で重要なのが、どれほど分かりやすく車通りが多い道を通って行けるかということです。また大きな町では中心街ではなく、町のはずれまで移動しヒッチハイクをすることで車が止まりやすくなります。

ドライバーの気持ちになって考える


 ルートとスポットを選んだら、次に重要なのがその場所にどんなドライバーがいるのかということです。これは場所だけでなく時間帯も関係しています。

 朝などはトラックのドライバーや通勤中のドライバーが多いです。大きなトラックを運転しているドライバーは、長距離の移動をしているため目的地が合えば長い距離を乗せてもらえます。しかし、通勤途中のドライバーはやはり朝の忙しい時間にバックパッカーを乗せている場合ではないのであまり止まってくれる人はいません。

 朝は大型トラックのドライバーが通る国道や高速道路の入り口などでヒッチハイクをするのがお勧めです。また午後には、仕事から帰るドライバーが多く、ヒッチハイカーをみて面白そうだなと思って、止まってくれる人が多いです。しかし、あくまで帰宅途中なので長距離を運転している人は少なくなります。

 ヒッチハイクをするときは、ドライバーの気持ちになることが大切だと、17年旅をしている旅人にアドバイスをもらいました。次の章で紹介する見た目もそうですが、立つ場所を決める際にも車を運転しているドライバーにとって止まりやすい場所でヒッチハイクをすることが重要です。車を止めるスペースの5メートルほど手前で立っていると、車が止まりやすくなります。

 また、ちょっと勇気がいる方法ですが、直接声をかけるというヒッチハイク法もあります。町の中心街から離れた観光地やハイキングコースなどに車で訪れているドライバーはたった今その場所に到着したか、これから帰るドライバーになります。

 駐車場へ行って直接「OOまで行きませんか」と声をかけます。ドライバーの気持ちで考えると、一瞬で通り過ぎてしまうヒッチハイクとは違い、直接NOと言わなければいけないので、断りにくいですね。ちょっと迷惑な気がして気が引けますが、意外と面白そうだなと乗せて行ってくれる人も多いです。

見た目が大切

 直接声をかけてお願いするのではなく、道に立ち親指を上げてヒッチハイクを行う場合、ドライバーに伝わる情報は見た目だけです。そこで、見た目が成功率を上げる重要な要素になります。

 怖い顔は絶対ダメです。笑顔で敵意がないことを示しましょう。笑顔と自信が大切です。 私の友達はヒッチハイクで長年旅をしていたので、自分で車を運転している時にヒッチハイカーを見かけたら必ず乗せたいと思っているそうです。

 しかし、一度だけ車を止めなかった時があると教えてくれました。そのヒッチハイカーは真夏のカリフォルニアで漆黒の長袖長ズボンを着ており、ニコリともせずに彼を睨んでいたそうです。

 もしかすると本当はいい人かもしれませんが、そんな怖い印象をドライバーに与えてしまっては、誰も乗せてあげようかなとは思いません。どんなときも笑顔でフレンドリーな印象を目指しましょう。

 また、ヨーロッパなどのアジア人が少ない地域ではアジア人ヒッチハイカーは目立ち、面白そうな話が聞けるかもと車を止めてくれる可能性が高いです。逆にアジアだと西洋人のヒッチハイクの成功率が高いようです。

 そして、女性単独、もしくはカップルのヒッチハイクの成功率は高くなります。男性1人よりも成功率が上がるといいます。また女性が1人であると、国によっては危険がある場合もありますので、女性二人で行動したり、または信用できる男性と一緒に行動することで回避できることもあります。

まとめ


 今回のヒッチハイクでジビウからデヴァ、そしてブカレストへと移動しました。止まってくれた現地のドライバーと普段できないようなローカルな話題を楽しんだり、車で旅行にきた学生のグループと仲良くなったりととても楽しい時間を過ごしました。

 危険だからと思っていた海外でのヒッチハイクでしたが、持っていたペッパースプレーは使わずに済みました。だからといって海外でのヒッチハイクが安全なわけではありませんが、ヒッチハイクをしたことですばらしい体験ができました。ぜひこれらの記事を参考にして安全で素敵なヒッチハイクを楽しんでください。

[参考記事]
「ヨーロッパ内を格安飛行機(LCC)で旅をするコツ」

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