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オーストラリアがノマドワーカーに人気がない理由

オーストラリアがノマドワーカーに人気がない理由

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・ノマドワーカーとはなにか

 今や知らない人はいないと言われる、遊牧民(=nomad)のように定住せず旅をしながら、ラップトップ一つで仕事をする「ノマドワーカー」。

 数年前、このような働き方が注目され始めた頃は、「そんな都合のいい働き方があるわけない!」なんて思った人も多いでしょう。あまりに都合がよすぎて胡散臭いですよね。しかし最近はこの働き方も、もはや夢の話でもなんでもなく、欧米人などフリーランサーにとっては身近な働きかたになってきました。

 「デジタルノマド」(プログラミングやデジタル界隈の仕事をするノマドワーカー)や、「リモーター」(特定の会社に雇われたり、深く関わりながら勤務場所をオフィスに限定しないワーカー)などの姿に変化・進化を遂げています。

・ノマドワーカーに人気の国

 最近では、そのようなノマドワーカーたちに人気の国として、ドイツのフランクフルト、タイのチェンマイ、オランダのアムステルダム、またエストニアなど東欧の国などが挙げられます。

 さて、オーストラリアはどうでしょう。ここには、彼らが必要不可欠なWi-fi環境、朝から夜まで居座れるカフェ、すぐ近くにビーチ、暖かい気候と治安の良さ、消費税ゼロ、格安航空も盛ん…などなど。こんなに必要なものがすべてといっていい程揃っています。このようなフリーランス天国なら、さぞかし多くのコミュニティとフリーランスたちの集いがあるのだろうと思っていました。

・オーストラリアでノマドワーカーを見たことがない

 しかし、私はシドニーでノマドワーカーかな?という人を見たことがありません。ほかにもメルボルン・ゴールドコースト・ブリスベンに行きましたが1人も見かけませんでした。

 ビザに問題が?と思うかもしれませんが、観光ビザは確かに3か月まで。しかし実質、ワーキングホリデーや学生ビザがあるため、ステイする手続きは比較的楽なはず。私がワーホリビザを取得した時なんて、手続きの次の日にビザがメールで送られてきました。

・人気のない原因は?

 しかし、何よりも重要なことを忘れていました。それは、生活費。

 オーストラリアがノマドワーカーに人気がない原因として考えられるのは、オーストラリアは物価が高いこと。といってもコーヒー一杯3.5ドル、セブンイレブンなら1ドル(日本より安い!)、スーパーではパスタが65セントで買えてしまう。それなら安いじゃないか!と思いますが、外食がバカ高い。ラーメン一杯1500円ほど。

 また、家賃もバカ高い。オーストラリアの都市部には留学生がひしめき合っていて、一つのフラットに10人とか、部屋は基本誰かとシェアが当たり前。1人部屋なんて住もうものなら、最低でも月10万円ほどはかかることになります。

・月10万円で暮らすことは可能?

 じゃあ10万以下は無理か?と言われると、もちろん可能です。外食せず自炊で毎日パスタ、コーヒーはセブンイレブンでしか買わない、居心地悪くてもシェアルームで3人のルームメイト達と1つのバストイレを共有、などカツカツな節約生活をすれば!

 …と言われても、世界中どこにいてもPC上で仕事をするノマドワーカーの収入は変わりません。それなら生活費が半額近く安いタイにでも行って、毎日外食でおいしいタイ料理を食べて旅をした方が圧倒的に良いに決まっています。特にフリーランスは収入が不安定なので、生活費が高いところは、いくらビーチが近かろうが、居心地の良いカフェがあろうが、その時点で候補からはずれるのです。

 もちろん物価が高い分、オーストラリアは自給が高く最低賃金は1700円ほどからなのです。しかしそれも時給制ではないフリーランスから見ると関係ない。ですので、物価という不公平感にばかり目が行ってしまう…。ノマドワーカーやフリーランスのような自由な働きからに拘らない、会社に雇われたい人からすれば、オーストラリアはとっても暮らしやすい国なんですけどね。

[参考記事]
「オーストラリアで日本語教師になるのは無理。その理由とは」

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