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大好きだけど家庭内離婚。その悲しすぎる理由とは

大好きだけど家庭内離婚。その悲しすぎる理由とは

 

 日本の未婚率は右肩上がりと言われます。女性の社会進出や非正規雇用などの新しい雇用形態の影響で、金銭的に結婚できる余裕のない若者が増えた事などが原因だそうです。

 ただ、未婚率の減少は、日本の人口減少にも繋がる非常に深刻な問題なのは分かっていますが、結婚したからと言ってバラ色の人生が待ち受けている訳でもありません。

 日本では、家庭内別居や家庭内離婚、そして仮面夫婦なんて言葉は既に市民権を得ているような状況。実際にどれだけの夫婦がこのような状況に陥っているかは知る由もありませんが、中には仮面夫婦や家庭内離婚が増えているが為に、日本の離婚率は減少傾向にある、と分析する方もいる程です。

 また、最近では夫源病(ふげんびょう)という言葉まで生み出される始末。旦那様の心無い言葉や行為によって、奥様が知らないうちに精神的に破綻をきたし、様々な原因不明の病気が発症するというもの。

 以前は、女性ホルモンのバランスの崩れと言われていた症状も、もしかしたら、最愛のはずの夫が原因で、精神的・肉体的苦痛を引き起こしていたかもしれないのです。

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究極の夫源病「望まない家庭内離婚」を抱えた若い夫婦

 今回は、究極の夫源病である「望まない家庭内別居」に悩まされ、同じ屋根の下に住みながらも、同じ部屋で生活する事の出来なくなった、究極の夫源病を抱えた若い夫婦(夫スコットさんと妻ジョアナさん)をご紹介しましょう。


 米ミネソタ州に住む若いカップル。沢山の夢や希望を抱えて新婚生活を始めたものの、妻ジョアナさんがとても深刻な夫源病を発症してしまいます。彼女が抱える夫源病の正式病名は、マスト細胞活性化症候群(MCAS)。ほぼ全ての物にアレルギー反応を起こしてしまうという非常に稀な免疫系障害だったのです。

 結婚する前にも、奇妙な発疹や片頭痛、そして過敏性腸症候群(IBS)に悩まされていたジョアナさんですが、教師として働き、週末には大好きなハイキングを2人で楽しむなど、全く問題なく日常生活を送っていた彼女。

 しかし結婚後、その症状が日に日に悪化していき、マスト細胞活性化症候群と診断される以前にも、スコットさんがジョアナさんに顔を近づけると、咳が止まらなくなる症状はあったものの、今では、スコットさんが同じ部屋にいるだけで、命に関わる非常に深刻な急性アレルギー反応を示すようになったのです。

 現在の彼らの生活はと言うと、まだ同じ屋根の下で結婚生活は送っていますが、ジョアナさんは屋根裏に、スコットさんは一階で生活する家庭内離婚状態。2人の唯一のコミュニケーション手段は「電話」のみ。実際にお互いが顔を合わすのは、病状が悪化して救急病院に運ばれる時か、定期検診で病院を訪れる時だけ。

 ジョアナさんの症状は、残念ながら、改善するどころか、悪化の一途をたどっています。今では、遠く離れた所で吸われているタバコや、ピザの匂いにもアレルギー反応を引き起こすようになり、外の空気を一切遮断し、24時間空気洗浄機を稼働させ、ここ一年間は全く部屋から出る事の出来ない状態が続いています。

 同じ番組を別の部屋で同時に見て、電話片手に会話をする「電話デート」が唯一の楽しみとなっている二人。望まない家庭内離婚が早く解消されるといいのですが。

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