結婚を機にEU圏内へ移り住んだ筆者。我ながら、適応能力だけは高いようで…海外生活を始めてから一度もホームシックになった事はない。それでもやはり無性に美味しい日本食が食べたくなり、日本の便利グッズが懐かしくなることがある。だから年に一度里帰りする時には、何を買おうかしらと考えるだけでワクワクするのだ。
空っぽのスーツケースで日本へ帰り、これでもかとパンパンに詰め込んで帰ってくる幸せ。ただし、荷物には重量制限がある為、慎重に…本当に欲しいものを厳選しなければならない。
今日は海外日本人在住者の間で特に人気の高い日本の商品、「一時帰国の買い物リスト」をご紹介しようと思う。
乾物
軽くて長期保存ができる乾物は、海外日本人在住者の強い味方。ヨーロッパでは手に入りにくい日本の野菜(蓮根、牛蒡、大根など)を干した乾燥野菜をストックしておくと、海外生活でも和食料理の幅が広がる。
(例)
・焼き海苔
・乾燥わかめ
・ひじき
・乾燥野菜(切り干し大根など)
・干し椎茸
・昆布
・かつお節
・高野豆腐
ちょっと高級な調味料
最近は海外でも日本食ブームの為、お金さえ出せば大抵の調味料は購入できる。ただし基本的に醤油は決まってキッコーマン。時には「TERIYAKI SOY SAUSE」と書かれた妙に甘い謎のお醤油が売られている事も。そんな甘い偽醤油を寿司もどきにかけて食べている現地の人をよく目にするが、「それを和食と言ってくれるな!!」と叫びたくなる。
だから私は伝統製法のお醤油やみりん、和食の命とも言える出汁などを特別な日の為に日本で買って帰りチビチビとケチりながら使うのだ。これは海外日本人在住者の「あるある」だろう。
レトルト食品
日本に住んでいた頃、一度も買ったことのないレトルト食品。しかし海外で生活するようになり改めてその便利さに気付いた。麺つゆやお醤油などの液体はどうしても重くかさばる荷物になってしまう為、沢山の調味料や食材を揃えるより効率的に日本の味を楽しむことができる。
(例)
・明太子(たらこ)スパゲティの素
ヨーロッパで明太子やたらこを見つける事は困難。しかも生ものである為持ち帰ることができない。しかしこれさえあれば、失敗知らずの美味しい和風パスタが食べられる。
・フリーズドライ食品
味噌汁だけでなくおかゆや丼物まで。最近はその種類も豊富!!いろいろ揃えてストックしておくといざという時たいへん役に立つ。
・鍋キューブ
何と言っても軽さが魅力。キムチや豆乳、鶏だしなど…ついつい色んな味の鍋キューブを揃えて買ってしまう。
・ふりかけ&お茶漬け
子供のお弁当に欠かせないふりかけ。特に海外在住者の間で人気なのは「のりたま」だ。また高カロリーな食品が多いヨーロッパで、ササッとかきこめるお茶漬けは軽食として活躍する。
100均グッズ
日本の100円ショップは素晴らしい。クオリティが高く、痒いところに手が届く便利グッズばかりだ。そんな中でも特に役立つのが下記商品である。
(例)
・洗濯ネット
海外にも洗濯ネット自体はあるが、日本ほどバリエーションが豊富ではない。100均グッズは下着サイズ、枕サイズ、と大きさを自由に選べ、シワになりにくいなど…主婦目線で考えられた便利な作りになっている。
・ラップ
最近徐々に改善されてきたとはいえ…海外のラップには本当にイライラさせられる。ひっつかない、切れ味が悪く箱がすぐに潰れてしまう…。たった100円で買える日本のラップの方がずっと優秀だ。
・お弁当グッズ
海外ではお弁当を持っているだけで注目の的だ。耐熱のシリコンカップやお弁当を華やかにしてくれる可愛らしいピックなどは、小さな子供のいる家庭では特に役立つ。
化粧品
海外ではブロンズ肌が美しいとされる為、「美白」を売りとした化粧水やクリームは売られていない。美白が命という人や、シミが気になる人は日本で購入した方が良いだろう。
さらに日本人の肌色に合うファンデーションを見つける事も困難な為、一時帰国の際に大量買いする人は多い。やはり長年使い続けてきた自分の肌に合う化粧品が一番だ。
その他
・風邪薬や頭痛薬など自分に合った医薬品。
・カイロ
・日本人の体型に合った下着や服
・日本のお菓子(柿の種、抹茶味のお菓子、スルメ、お煎餅etc…)
・卵焼き用フライパンや箸、巻きすなど和食を作るためのキッチンツール
・パソコン(日本語のキーボードが必要な為)
以上が海外日本人在住者が一時帰国する際に買って帰る商品たちだ。ただ、ここに挙げたのはほんの一部にすぎない。
日本では次々と新商品が生み出される為、帰国するたび新しい発見がある。海外留学中のお子さんや、海外赴任中のご家族に何を送ってあげればよいのやら??とお悩みの方も是非参考にしてほしい。
さあ、今から私も一時帰国に備えて準備をせねば!!こうして欲しいものを紙に書きだすだけで次の帰国が待ちきれなくなる筆者である。
[参考記事]
「日本を訪れた外国人がワッと驚く日本の製品」
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