近年、地方の都市開発が進んでいるニュージーランドですが、少し町から外れると羊を見ることができるほど、まだまだ自然がたくさん残っています。トレッキングコースや、キャンプ場の設備が充実しているので、アウトドア好きの方におすすめです。
■ホリデーパークとは
ホリデーパークとは民間が運営するキャンプ場です。キャンピングカー、テント、一般乗用車でも可能な宿泊施設です。海や湖のほとりや森の中等、自然を感じられる場所にあります。
■宿泊施設の種類
●パワーサイト(電源のある停車場)
キャンピングカーの中の電化製品を使用するために、電源が提供されています。バッテリーの充電もできます。駐車場のように仕切られていて、キャンピングカーはそこに駐車し寝泊りします。
●ノンパワーサイト(電源のない停車場)
電源がいらない一般乗用車が駐車し、寝泊りする場所です。パワーサイトのように仕切られておらず、芝生の上に自由に停める場合もあります。
ワゴンカーのリアシート部分を倒し、エアベットや寝袋で車中泊をします。中には1BOXカーの後ろの部分を改造し、簡易コンロを置ける棚や食料棚があり、そこで調理している車をたまに見かけます。
●テントサイト
テントやアウトドアグッズをお持ちの方は、テントが立てれる専用スペースがあります。夏でも夜中や明け方は寒いので、寝袋が必要となります。ニュージーランドでは、アウトドアグッズのショップが充実しており、気温の低い場所でも対応できる質の良い寝袋も販売しています。
●キャビン(小屋)
ベットやテーブルと椅子がある小屋のような宿泊施設です。キッチンやシャワー・トイレは共同施設を利用します。専用の洗剤や食器用スポンジ、お皿やタオルが用意されてる場所もあります。
●キッチンキャビン
キャビン(小屋)にキッチンが付いている宿泊施設です。共同キッチンを使う必要がないので、部屋で自由に料理しながらお酒を飲み、すぐに寝れるというプライベートの空間を楽しみたい方にオススメです。
●モーテル
日本でいうホテルのような場所です。キッチンキャビンより広く、シャワートイレも付いています。他の宿泊者との交流を避けたい方は、モーテルで気楽に過ごせます。
●バックパッカー用施設
同じ旅人とルームシェアして宿泊する施設です。1部屋2人以上の部屋が複数あります。キッチン、バス、トイレは建物内にあります。
■充実したキャンプ場施設の設備
・キッチン
調理器具が一通り揃っている、宿泊者共有のキッチンです。コンロもテーブルも数が多く、冷蔵庫、電子レンジ等の電化機器も充実しています。冷蔵庫も共有して使用するので、ビニール袋に名前を書いて保管すると良いでしょう。
ダイニングにあるテレビで、皆でニュージーランドの国技のラグビーを観戦したり、他の宿泊者との交流の場にもなっています。
・BBQ用グリル
キャンプといえば、やはり屋外でのBBQです。スーパーで厚切り肉が売っているので、豪快に焼いて自然の中で食べると、とても美味しいです。場所によっては有料ですが、キッチンにコンロがあるので利用しなくても問題はありません。
・シャワー室&トイレ
宿泊者が使用できる共同施設です。24時間使える場所が多いですが、必ず確認しましょう。中にはボタンを押せば5分間お湯が出るタイプがあります。再度ボタンを押せば、延長出来ます。シャワーは基本は無料ですが、有料の場所もあります。
・コインランドリー(有料)
長期で旅をされる方には必要な、ランドリー施設もあります。乾燥機もありますし、外に干す場所もあります。
・ダンプステーション:キャンピングカーの汚水を排水する場所&給水用の水道
キャンピングカーで旅をされる方には、専用の水道と処理場所があります。飲み水用の水道もあるので、生活用水を確保できます。
・プレイグラウンド
お子さんがいる方は、遊具で遊べます。海外ならではの日本では見たことのないトランポリンや、アスレチックのような遊具があります。
・娯楽施設
場所にもよりますが、プールや卓球台等の娯楽施設が完備されているところもあります。また、ソファーが設置されたテレビルームがある場合もあります。
■キャンプ場施設に宿泊してみての感想
色んな国の人との交流が楽しかったです。着いてすぐに湖のほとりのテーブルでまずはワインで乾杯していたら、ニュージーランド人の老夫婦が来て会話をしました。日本にも行ったことがあるということで、盛り上がりました。
ダイニングで相席になったイギリス人&ドイツ人夫婦と、お互いの馴れ初めを話したりして楽しかったです。また、屋外で食べているのにナイフとフォークを使うフランス一家がいました。そういった興味深い光景も見ることができました。
ワーキングホリデーで長期滞在していた韓国人の夫婦は、2ヶ月もの間テント生活をし仕事もしていました。テントから毎日出勤していたかと思うと、かなりタフですね。
同じくワーキングホリデーの友達は一人でバックパッカー用施設に入居し、先に入居していた人と初対面ですが3ヶ月住んでいました。パワフルな方が多いですね。自然の中に宿泊施設があるので、暗くなる前に早めに着くように出発するといいでしょう。
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