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カメルーンでお辞儀が大ブーム。不自然なお辞儀が笑える

カメルーンでお辞儀が大ブーム。不自然なお辞儀が笑える

 

 日本人は礼儀正しい国民、と海外のメディアでよく伝えられますが、確かに海外旅行などに行くと、知らず知らずのうちに身に着けていた礼儀が、海外では常識ではなく、急に海外のマナーを腹だたしく感じた経験はありませんか?

 著者の場合、一番カチンと来るのが「割り込み」。順番待ちの列に平気で割り込んでくる現地の方に、何度やられても唖然とさせられるものです。

 日本には他国にはない、非常に細かい、というよりも細かすぎる礼儀があります。その1つが「お辞儀」。お辞儀は、挨拶やお礼・謝罪など、様々な場面で利用されるとても大切な礼儀。

 ただ、このお辞儀は奥が深く、状況に応じて沢山の種類が存在します。例えば、出社や入室、そしてお客様に挨拶をする時などで私たちが最もよく使うお辞儀は「敬礼」に分類され、体の傾きは約30度で、目線は約1m先に落とすのが理想なのだそうです。そして、お礼の時に使うお辞儀「最敬礼」は、傾き度は45度とし、目線は自分の足元まで落とすのが本来のやり方なのだとか。

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アフリカでお辞儀がブーム

 このお辞儀をする行為は日本のみならず、アジア諸国でよく見かける習慣ですが、欧米やアフリカ諸国では非常に珍しい事。

 サッカー界の世界最高峰とも呼ばれるセリエAで活躍する長友選手が、ゴールを決めた際にしたお辞儀が海外のメディアで大きく取り上げられたのも、お辞儀をする習慣のないヨーロッパ人には滑稽に見えた為でしょう。

 そして最近、中央アフリカに位置する「カメルーン」でお辞儀が大ブームとなっているのを知っていますか?事の始まりは、カメルーンのスポーツ大臣、ピエール・イスマエル・ビドゥング・ムクパット氏が、カメルーン大統領と握手をした際の「お辞儀」。カメルーン国民を虜にした写真がこちら。

 ちょっと不自然には見えますが、日本人にはさほど面白いさを感じさせない写真。しかし、お辞儀の習慣などないカメルーンで、ビドゥング大臣のお辞儀姿が滑稽に見えたらしく、ツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアで話題となり、挙句の果てにはツイッター上で「アイス・バケツ・チャレンジ」ならぬ、「#ビドゥング・チャレンジ」となずけられ、1万1000ものツイートが寄せられているのだそうです。

 では、ここでその一部をご紹介しましょう。
                       

〇TWITTER/@CamfootCom
お辞儀の正しいやり方を説明した写真。


〇TWITTER/@CamfootCom
軍隊でもお辞儀。

〇TWITTER/@PaolaAudrey
すごく体勢がおかしなお辞儀。

中には全くお辞儀のやり方を分かっていない投稿も…。
〇TWITTER/@ZEBSTATOU
腕立て伏せをしていて、腰の筋でもつったのでしょうか…?!


〇TWITTER/CULTUREBENE
今日の夕飯となる運命のヤギに、感謝の気持ちを伝えているのでしょうか?  

〇TWITTER/@CheyssonY
これはお辞儀ではないのでは(笑)

〇TWITTER/@afrik2_radio
アクロバットしながらでも。

〇TWITTER/@mael_dsquared
お尻を出す必要があるのでしょうか(笑)
〇TWITTER/@GraceGeri
子供同士のお辞儀は微笑ましいです。

 今回のカメルーンでのお辞儀ブームは、ところ変われば品変わる、まさにこの言葉に尽きるお話でした。

 日本人にとって当たり前のお辞儀が、カメルーンでは腹を抱えて笑いたくなるほど、おかしな事のようです。

[参考記事]
「中国人のマナーが悪いのには深い理由がある」

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