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日本と中国の餃子の違い。中国には焼き餃子はない

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日本と中国の餃子の違い。中国には焼き餃子はない

 

多くの皆さんが焼き餃子がお好きなのではないでしょうか?
日本全国津々浦々、焼き餃子を食べる事ができるお店がたくさんあります。
餃子専門店もあれば、普通の中華料理店やラーメン店でも焼き餃子を食べる事ができます。
スーパーで餃子の皮とひき肉とお野菜を買って来て、焼き餃子を作って食べるご家庭も多い事でしょう。
その位、焼き餃子は日本人にとっての国民食と言っても過言では無い位に普及していて、日常的に食べる普通の食べ物になっています。
しかし、餃子は日本食ではなく、中国から伝わってきた中華料理です。
ところが本家の中国には「焼き餃子」という中華料理が無い事は、余り知られていません。
中国から伝わった料理なのに、中国には焼き餃子が無い?!
知っていましたか?
知っている方は知っておられますが、知らない方にとっては寝耳に水という事は結構ありますよね。
中国に焼き餃子が無いというのもこの寝耳に水的な驚きがあります。
先ず、中国で餃子と言えば、「水餃子」のことを言います。
分かり易く言いますと、日本の焼き餃子よりももっと皮が肉厚の餃子を作り、焼かずにお湯の中で茹でて、出来上がったら餃子にタレをつけて食べる食べ物です。
これが水餃子で、中国で餃子と言えばこの水餃子の事を指します。
水餃子は主として中国の東北三省で日常的に食べられている主食です。
東北三省というのは、ロシアのシベリアに接した北側から、黒竜江省、吉林省、遼寧省の三つの省のことをそう呼びます。
日本では焼き餃子は、主としておかずとして食べますが、中国では主食として食べます。
降水量が多く、水田がたくさんある米どころの南方の人達は当然ながらお米を主食として食べますが、降水量が少なく土地が肥沃な東北では、小麦粉を使った餃子を主食として食べていたという地政学的な歴史があります。

中国には水餃子の専門店がたくさんある

水餃子のメッカである東北三省には、水餃子の専門店がたくさんあります。
筆者が訪れた事のある水餃子専門店では、驚くべき種類の水餃子がメニューにありました。
日本では餃子は餃子として数を指定して注文するだけですが、中国の東北三省の餃子専門店では、餃子の具の中身を指定して水餃子を頼みます。
牛肉、豚肉、羊肉、海老、海鮮、白菜、セロリ、椎茸などなどが、マトリックスの様に組み合わされた餃子の具が何十種類とあって、それぞれ好きな具の餃子を注文すると、モチモチとした厚い皮の熱々の水餃子が茹であがって来ます。
皮の食感の良さ、具のバリエーションの多さと共に、とても美味しい水餃子を楽しむ事ができます。
寒い冬場に、湯気が立ち上る水餃子を食べるのは格別です!

日本の餃子との食べ方の違い

中国の餃子と日本の餃子とでは、食べ方にも違いがあります。
日本の焼き餃子は、具の中に生姜やニンニクが入っていますが、中国の水餃子の中身には生姜やニンニクは入っていません。
生姜やにんにくは、水餃子をつける醤油にお好みで入れてつけて食べるのです。
日本では、お昼時などに、午後の仕事に差し触りが無い様にと、にんにく無し餃子を提供しているお店もありますが、中国ではそもそも具の中に生姜やニンニクは入っていないので、その点は安心です。
日本の焼き餃子に近い食べ物としては「鍋貼」という食べ物があります。
「鍋貼」と書いて「ゴウティエ」と発音します。
これは読んで字の如くで、熱い鍋に具を皮でくるんだ食材を<貼りつけて焼いた物>という意味があります。
実際は中華料理というよりも、ご家庭で余った食材を餃子の皮にくるんで、熱い鍋に貼りつけて焼いたという食べ物です。
あくまでも家庭料理であり、余り物の食べ物なのです。
ですから「鍋貼」はレストランのメニューにはありません。
食べてみたい場合は、東北三省に行かれて、市場などで惣菜の様に売っているものをみつけてみて下さい。
普通のレストランで「鍋貼」ありませんかと尋ねるのは、家庭の余り物をメニューにしていませんかと尋ねているのと同義だと思って下さい。
この東北三省の家庭料理である「鍋貼」が、戦後引き揚げて来た日本人によってもたらされて、日本では餃子と呼ばれて一般化したのではないかと言われています。
餃子の王将という日本の中華料理チェーン店を御存じでしょうか?
京都王将と大阪王将があるのですが、京都王将の方です。
このお店で餃子を注文すると、ひとつの場合は「イーガコーテイ」、 二つの場合は「リャンガコーテイ」と言っているのを耳にした事はあります。
“イーガ”と言うのは一つという意味で、”リャンガ“というのは二つという意味です。
その後に続く“コーテイ”という単語は、「鍋貼」の発音である“ゴウティエ”がなまったのではないかと筆者は思っています。
つまり「一つの鍋貼」は<焼き餃子一人前>を、「二つの鍋貼」は<焼き餃子二人前>を意味しています。
今度餃子の王将に行ったら、店員さんの掛け声に耳を澄ましてみて下さい。
以上が、中華料理なのに中国には焼き餃子が無いという真相です。
ちょっと面白くなかったですか?
雑学として覚えておいて頂くと、飲み会でネタになりますよ!

[参考記事]
「中国国民は本当に反日なのか。中国在住10年の著者から見た中国」

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