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チェコのイースターでは男が女のお尻をムチで叩く

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チェコのイースターでは男が女のお尻をムチで叩く

 

キリスト教を信仰しない人にとっては、イースター(復活祭)は馴染みのない行事ですよね。
それでも、復活祭の時期になると、日本でも街の中で可愛らしく色付けされた卵やウサギのチョコレートを見かけた事はあるかと思います。

ヨーロッパのチェコでは、このイースターはクリスマスと同様に、大切な行事の一つです。
勿論、復活祭の翌日の月曜日も祝日なので、会社も学校もお休みです。

そしてチェコのイースターでは、日本人には驚きの、大変興味深いことが行われます。

復活祭とは

キリストが十字架を背負い亡くなってから、その3日後に生き返ったことから、この日を記念する行事です。
日付は、毎年違います。「春分の日の後、最初の満月になった日の、次の日曜日」です。ややこしく聞こえますよね。
2017年は4月16日です。因みに、去年は2016年3月27日、来年2018年4月1日になるそうです。

チェコのイースターですること

ここからが本題です。
チェコではイースター本番の日までに当然に行われる、とても変わった風習があります。

[お尻叩き]
この日男性は、ムチを持って近所の家や街中を歩き周り、女性を見つけてはお尻を叩きます。
叩きながら歌を歌います。
ホディ ホディ ドプロボディ~~~。
こうしてお尻を叩かれた女性は、一年若く健康でいられるそうです。

このムチですが、柳の枝を編んで作られていて、先には、色とりどりのリボンがついています。
自分で編んで作る人もいますが、お店でも買えます。

[卵配り]
そして、お尻を叩かれた女性は、男性に卵を渡します。
大抵は、色が塗られたり絵が描かれたゆで卵です。
子供には、卵だけでは喜ばないので、お菓子も上げます。

[場所によっては、お酒を振る舞う]
卵をあげた女性は、地方によるのですが、お酒も振る舞います。
このせいで、村中酔っ払いだらけの所もあります。
一軒行って、また一軒と梯子酒のようです。
フラフラと車道を渡っているオジサンや、道でぐったり座り込んでる人も見かけました。
車に跳ねられないかと心配ですが、この日は、チェコ人なら皆が、こういう人に注意しなくてはと思っているので、結構大丈夫なのです。

[場所によっては、水をかける]
水を掛けられるのは女性である地方もあれば、男性である地方もあります。
大変迷惑な風習だと思いますが、面白がる人もいるみたいです。
まだ朝寝ている女の子に水を掛けにやってくるお調子者もいると聞きました。
こんな地方に住むことにならず、本当に良かったです。
これが嫌で、毎年隠れていたという女友達の話も聞きました。

チェコの可愛い卵

チェコでは、家で簡単に卵に色が付けられる色粉などが、店で売られています。
それを買って、カラフルに卵に色付けする人もいます。

でも私のお勧めは、玉ねぎの皮を使っての色付けです。
玉ねぎの皮を水に浸して煮ると、水が茶色になります。
それでゆで卵を作ると、茶色く色が付くのです。
この時に、卵に色んな形の型を密着させておくと、その形に色が白く残るのでオリジナルのゆで卵が出来ますよ。
よくあるのは、庭で見つけた葉っぱや花びらの柄にしたゆで卵です。
素朴な可愛いらしさがありますよね。

チェコの復活祭までの日程

復活祭に至るまでの一週間、チェコでは面白い日程があります。
月曜日からそれぞれ色が付けられているのです。

[青色の月曜日]
この日から春休みに入る学校が多いです。
お掃除をする日です。

[灰色の火曜日]
この日もお掃除です。

[黒色の水曜日]
この日、キリストの弟子ユダが、キリストを裏切りました。
この日は、誰もしかめっ面をしてはいけません。
しかめっ面をしたら、一年を通して、しかめっ面ばかりの年になってしまいます。
そしてこの日も、お掃除です。

[緑色の木曜日]
この日は、ゆっくりします。
そして、緑色の野菜を食べます。
そうすれば、一年健康でいられます。

[聖金曜日]
キリストが十字架にかけられ亡くなった日です。
悲しく、静かに過ごす日です。

[白色の土曜日]
復活祭の準備を完了させます。
ムチを作り、卵をゆで、羊型ケーキを焼きます。

[復活祭の日曜日]
この日は、キリストが復活した日です。
親族で集まり、羊肉など、美味しし料理を食べます。
友人には会いません。

[赤色の月曜日]
この日も祝日です。
朝から男の子はムチを手に歩き回ります。
女の子のお尻を叩き、卵をもらいます。

まとめ

最初にチェコに来た頃、イースターの様子を見て驚きました。
男の子がムチを持って街をウロウロしていたのですから。
何が起こっているのか、その時の私は知りませんでした。
男の子たちは、外国人の私を見て、ニヤッと笑い、今思えば、どうしようかと迷っていたのかも知れません。

この行事の意味を知った時、いつか、これに参加できるくらい馴染めたら良いなと思ったものです。
今では、チェコ人の旦那や息子たち、親戚からもお尻を叩かれ、毎年、健康に若々しく生きています。

[参考記事]
「チェコのプラハの面白くて新鮮な観光スポット」

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