アメリカ人の黒人男性をパートナーとして持つ、”黒人以外の女性”なら、必ず何度かは経験すること。
それは、黒人女性からの痛烈な視線や嫌みの言葉。
今回は、アメリカ黒人男性と国際結婚した私(日本人)が経験した「黒人女性からの嫉妬」について、お話したいと思います。
《半端ない黒人女性の独占欲》
私がアメリカに住んでいた時のこと。当時まだ恋人であった夫(黒人)と初デートを楽しんでいるときでした。
街で黒人女性とすれ違うたびに感じる、黒人女性からの「痛い視線」
私はこの視線に初めて気が付いた時、”アジア人女性だから差別をされているのか”と思ったものです。
ですが、アメリカで”アジア人女性”という理由で差別的な視線を投げかけてくるのは、圧倒的に若年~中年の白人女性が多く、私が単独でいると、逆に黒人女性は親切でフレンドリーだったりするんです。
そんな疑問を持ちながら、同じように黒人男性と付き合う友人らに聞いたところ、返ってきた言葉。
「あれね、嫉妬なのよ。彼女たちの独占欲は半端ないから、自分たちの男を取られたっていう嫉妬心なの。」
つまり黒人女性にとって黒人男性は、”自分たちの領域にいる、自分たちだけの男”だと思っており、異人種(白人、アジア人など)女性が黒人男性と一緒にいると、「取られた!」と思うらしいのです。
視線だけなら、まだ良い方。時には、罵声を浴びせる黒人女性も少なくないという。
アメリカのドラマやバラエティ番組では、”黒人男性が白人女性と手をつないでデートしています。その時、前から黒人女性が歩いてきました。その時、黒人男性は白人女性の手を払いのけて知らない人のふりをする”というパロディやジョークを見ることがあります。
実はこれ、私の知人が実際に付き合っていたBFにされたことがあるそうです。その理由は、「ブラックウーマンからの視線が怖すぎるから!」とのことでした(笑)
実際、黒人男性と恋人になったり結婚をする場合、その黒人男性の女性家族である母や姉妹、従姉妹から冷たい言葉を浴びせられる人も多いそうです。彼女たちにとって、黒人女性以外を家族の中に入れるのに抵抗がある人が多いんだそうです。
《黒人女性は保守的で異人種カップルを好まない》
最近では異人種の男性を選ぶ黒人女性も増えてきましたが、まだまだ彼女たちのパートナーはほとんどが黒人男性です。
アメリカのセクシーで綺麗な黒人女性スターもたちも、白人男性にもモテるはずなのに、ほとんどが黒人男性をパートナーとして選んでますよね。
この理由は、アメリカの歴史的背景があることと、その独特なブラックカルチャーが関係していると言われています。
長い間、アメリカの黒人女性は人種的差別と女性差別の2つの面で、大変苦労をしてきました。そんな中でブラックであることの誇りと、黒人男性以外は信用できないという考えが根強く、異人種カップルに対してはとても保守的で消極的な特徴があります。
そして、彼女たちの特徴として「非常に気が強い」ことも関係しています。黒人女性は、「世界で1番気が強い、パワフルな人種」と言っても過言ではありません。
それだけ彼女たちの経験してきた計り知れない苦労や生き残っていくための芯の強さは、他の人種の男性では太刀打ちができないほど。ちょっとやそっとのことで泣き崩れることもないし、本当に頼もしいほどパワフルなんです。
そんな”手に負えない”彼女たちを理解できるのも黒人男性しかいない、そういった裏事情もあり、黒人男性以外には興味ない人が多く、”黒人男性=自分たちだけの男”と思ってしまうんですね。
《黒人女性以外を選ぶ黒人男性を「ルーザー」呼ばわり》
そんな黒人女性。では、実際黒人女性以外のパートナーを選ぶ、黒人男性のことをどう思うのでしょう?
実際、黒人女性にとって、黒人女性を選ばない黒人男性は彼女たちにとって”男性”としては認めないようです。「ルーザー(負け犬)」呼ばわりをされるのも日常茶飯事。
実際、黒人男性の中には白人女性ばかりと付き合ったり、黒人以外の女性を選ぶ人も増えています。この理由で多いのが、「性格のキツイ黒人女性との関係に疲れた。平和な生活を送りたい。」という一種の逃げもあるそうです。
かく言ううちの旦那家族は、幸いなことに異人種だろうが全く気にしない家庭です。お母さんは旦那の実父と離婚後は白人男性と再婚して仲良く暮らしているし、義弟に至っては白人のモデル系美女しか興味がない様子。
そしてうちの旦那は日本のゲームとアニメが大好きな日本オタクのため、それを知った黒人女性から完全に恋愛対象にも入れてもらえないタイプ。
もちろん、アメリカにいると黒人女性からの冷たい視線が気になることも多々あるけれど、もう気にしていません。最近では、旦那が好んで日本の国旗や日本のアニメTシャツを着るもんだから、そんな視線もなくなってきたという現実です(笑)
[参考記事]
「ハワイでは白人が人種差別を受けている。その理由は」