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世界には変なお墓がいっぱい。ベンツ型お墓、レストラン内のお墓

世界には変なお墓がいっぱい。ベンツ型お墓、レストラン内のお墓

 

 2016年は、訃報を聞かない月が無いと言ってもおかしくない程、国内外で沢山の著名人が次々と亡くなった年でした。死は万人に平等に、そして時と場所を選ばず突然訪れます。

 しかし、とても大切な人を失くした家族にとっては、悲しみに浸る事もないまま、様々な手続きや葬儀手配などに追われる事となります。

 今では、終活の一環として、生前に葬儀やお墓などを自らが選ぶ「生前予約」が増えているそうですが、故人が亡くなった後、故人の意思とは関係なく、葬儀や埋葬方法を家族が決めるのが未だに一般的ではないでしょうか?それだけに、実は天国の故人が望んだやり方で最後を見送っていない可能性は十分に考えられます。

 ここで、イギリス在住のニックさんの例を紹介しましょう。

 ニックさんは、2013年に最愛の父親を亡くします。葬儀から埋葬まで葬儀社を通さずに、全てを自らが手配する事を決断。そして、残された家族全員と相談した結果、父親が大好きであった裏庭に埋葬する事にしたのでした。

BBC NEWSより

 天国の父親がこの事をどう思っているか知る由もありませんが、「家を売る際には、少し問題になるだろうけど、家を売るつもりはないし、父はきっと天国で大喜びしているはず」とニックさんは満足気。

 今回は、ニックさんの父親の様に、生前には思いもよらない形で埋葬されてしまった、あっと驚く変なお墓をご紹介しましょう。

①ベンツ型墓石
 これは15歳で命を落とした弟に捧げた墓石。ベンツを所有する事が夢だった弟の叶わぬ夢を、残された兄が墓石として選んだのがベンツの1982年型リムジン。本物と同じ大きさなだけに、墓石の重さはなんと26トンもあるそうです。

(写真: [Flickr]Rick McCharles)

②レストラン内のお墓
 インドのあるレストラン内に置かれた緑の3つの箱。実はこれ、遺骨を納めた骨箱。この土地が墓地であった事を知らずにレストランの建設を始め、掘り出された骨に困ったレストランのオーナーは、何を思ったのか、そのままレストラン内に放置。

 しかし、この故人達には福の神が宿っていたようで、このレストランは地元で大人気なのだそうです。

(写真: ynaija.com)

③吊り下げられたお墓
 これはフィリピンの小さな村「サガダ」での光景。より天国に近い場所に葬りたいという思いから、死者を崖にぶら下げる伝統がこの村にはあったのだそうです。

 しかし、1986年以降、この習慣で死者を葬る事は無くなったため、今ではフィリピンの穴場観光スポットになっています。

(写真: [Flickr]Rick McCharles)

④滑走路に取り残されたお墓
 この写真は、米ジョージア州のサバンナ・ヒルトンヘッド国際空港の滑走路の様子。よく見てみると、滑走路の端に、四角いものが…。実はこれ、滑走路に残されたドットソン夫妻のお墓。

 空港建設の際に持ち掛けられた用地買収を拒否し続けた結果、取り除かれる事無く、そのまま、滑走路の一部としてお墓ごと埋められてしまったのでした。

 死はとても取り扱いの難しい問題。しかし、自分の死後も出来る限りコントロールしたい方、元気なうちに「生前予約」をしておく事をお勧めします。

[参考記事]
「鳥の糞のおかげで宝くじで1億円当選」

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