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スーパーマーケットで会計前の商品を食べちゃうアメリカ人

スーパーマーケットで会計前の商品を食べちゃうアメリカ人

 

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・子どもが勝手に商品を食べてしまう!?

 アメリカのスーパーマーケットというのは本当にいろいろな人種の人が利用するので、今までの人生で一度も出会ったことの無い人に会ってビックリすることも多いです。

 アメリカのスーパーマーケット(オーガニック商品等も置いてある割とセレブな感じのスーパーマーケット)で買い物をしていた時です。近くにいた4、5歳くらいの子どもが商品のバナナを取って突然それをむいて食べ始めたのです!私は咄嗟に親を探しましたが、わかりませんでした。その後、近くにいたカートを押していた女性に向かって走って行って「Mommy!」と呼んだので「あぁこの人が母親なのね。」と思って少し様子をうかがっていました。


 しかし息子に食べ終わったバナナの皮を渡された母親は怒るでもなく”OK”と何事もなかったようにそれを受け取っていたのです。「え!?」と信じられない気持ちでいっぱいでしたが近くに店員さんもおらず、どうしてよいか分からなかったのでその時はそのまま見なかったふりをしてしまいました。

 商品を手に取ってレジに並ぼうと思ったら、私の目の前に先ほどの親子が並んでいました。気まずく思いながらもその親子の後に並びました。そしてその親子の会計の番になると母親は「あと、これもお願い。」といった軽い感じで店員さんにバナナの皮を渡しました。

 店員さんは慣れた手つきでバナナの皮に貼ってあるシールのバーコードをピッとして「この皮捨てとく?」と聞いてきました。母親は”Yes, thank you.”と言って普通に会計を済ませていました。私は「え??いいの?アリなの?」とドキマギしてしまいましたが、私の会計の番になったのでその親子は行ってしまいました。

・実は大人も!会計前の商品を開けて食べるのは悪いこと?

 その後よくよく観察してみると、実は結構多くの人が会計前の商品を開けて食べてしまうということを発見しました。クッキーやシリアルだったり、りんごを丸かじりだったり。

 子どもが会計を済ませるのがどうしても我慢できなくて、という理由なら分からなくもないですが、そうではなく普通に「どうせこれ後で会計するから。」という理由で大人もムシャムシャ食べながら買い物をしているんです!そして、みんながみんな「え?何がいけないの?」とばかりに悪びれる様子も全く感じられないんです。

 確かにお店としては会計前に食べたとしても確実にその商品のお金を支払ってくれるのであれば問題ないのかもしれません。でもあまりにも日本の常識とかけ離れていて驚きました。

・モラルの違い、しつけの違い

 子どものしつけの面でもよい習慣とは言えないと思います。上記のようにお店の商品を勝手に食べた子どもに対して母親は怒らないので「商品を勝手に食べること=悪いこと」という認識が子どもには無くなってしまいます。

 もし子どもが万引きをしたとしても「だったらお金を支払えばいいんでしょ?いくら?」と逆切れする親になってしまうかもしれません。

・小さい子連れの買い物は大変!

 とはいえ、このアメリカの習慣は小さい子どもを持つ母親にはありがたいことも事実です。カートの子ども乗せに乗せていてもジッとしてくれなかったり、グズって泣き叫ばれたりして買い物もままならなかったという経験は母親なら誰しも経験したことがあるはずです。

 そんな時、子どもがバナナ売り場の前で「バナナ食べたい!」と言ったとしたらどうでしょう?日本ならバナナを持ってレジまで行き並んで会計を済ませてからやっとのことで子どもにバナナを食べさせることができます。この時レジが混んでたりしたらもう地獄です。

 バナナの後に買いたかった物がまだあったとしてもまた売り場に買いに行ってレジに並んで・・・と考えるともう大変すぎて諦めてしまうでしょう。でもアメリカなら売り場からバナナを取って「ハイ」と手渡すことができますので1秒で機嫌が直ります。そしてその後の買い物もスムーズに続けられるのです。

 郷に入れば郷に従えとよく言いますが、もし観光客の外国人が日本のスーパーマーケットで品物を開けて食べようとしていたら、こういう文化の違いを理解した上で「日本ではダメですよ」と注意してあげましょう。

[参考記事]
「日本とアメリカの感覚の違い。露出度、歯並び、体型、好きな色」

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