Read Article

広告

アメリカ式ハロウィンを楽しむための5つの方法。真っ暗な家は邪魔しない

アメリカ式ハロウィンを楽しむための5つの方法。真っ暗な家は邪魔しない

 

広告

そもそもハロウィンとは、いったい何の行事?

 ハロウィンと言ったら、何を思い浮かべますか?お化け、魔女、カボチャ、仮装…と言ったところでしょうか。日本でいうご先祖様を迎えるお盆のようなものかしら?と思う方もいるかもしれませんね。

 ハロウィンは元々は宗教的なお祭りですが、日本のそれとはちょっと違います。昔々、古代ケルトの時代に遡ります。その時代、現世と霊界が自由に行き来できると信じられていました。そこで悪い霊が入り込まないようにと、悪魔払い的な行事が行われたのがハロウィンの始まりでした。

 近年、日本でもすっかりお馴染みのイベントとなったハロウィン。日本では、コスプレブームに便乗したイベント商戦と共に浸透していったようなところがありますね。しかし、欧米社会では伝統的なお祭りとして昔から親しまれてきたせいか、日本とはちょっと趣きが違うように思えます。

 ここアメリカでは、もちろん大人だけでも楽しみますが、しかし基本的にはハロウィンは子供のためのイベントという認識で、家族で楽しむ人が多いようです。日本ではあまり大人と子供が一緒に楽しむというシーンは目にしないような気がします。

 ここでは、大人から子供まで老若男女が楽しむアメリカ式ハロウィンの楽しみ方を5つご紹介します。

1.イベントには欠かせない「トリック オア トリート」

 このイベントで欠かせないのは、子供たちが仮装をして家から家と回り、お菓子を集める「Trick  Or  Treat」。子供達は仮装をして「トリック オア トリート(=ご褒美のお菓子をくれなきゃイタズラしちゃうよ)」という決まり文句を言って、ご近所さんを回ります。

 大抵の家庭は、そのためのキャンディーを用意しています。ハロウィンでは、この子供の儀式とも言えるお菓子集めは絶対に外せません。

 ところで、この日は、どの家庭でも配るキャンディーを用意していますが、中には家に来て欲しくないという人、子供たちのピンポン攻撃をかわしたい人もいます。そういう人は、外灯を消し、家の灯りを暗くし、ひたすらイベントが終わるの待ちます。真っ暗な家は邪魔しないでというサインですので邪魔をしないようにします。

2.人を驚かせて自分も楽しむ!

 子供と一緒に人の家を訪ねる一方、また逆に「Trick  Or  Treat」にやって来る子供たちを迎える楽しみ方もあります。この時期、多くの家がカボチャやガイコツ、クモなどハロウィンテーマのアイテムで飾りたてられています。中には、不気味なBGMと共に墓からゴーストが飛び出してきたり、住人がお化けになりすまし、隠れて脅かしたり、お化け屋敷さながらの家もあります。

 こうして、子供たちは、肝試し的な難関を突破して、お菓子をゲットすることが出来るのです。一年に一度のこのイベントを子供達がどれだけ楽しみにしているか想像がつくと思います。家で迎える大人たちは子供の頃のその思い出があるからこそ、張り切って驚かせたくなるのでしょうね。

3.パーティーで家族や友人たちとワイワイ楽しむ!

 仮装は子供だけの楽しみではありません。大人も仮装をして友達の家に集まってパーティーを楽しんでいます。アメリカのホームパーティーでは「ポットラック・パーティー」という、一品持ち寄りパーティーが主流です。持ち寄りメニューのテーマはもちろんハロウィン。

 蜘蛛の巣に見立てたディップや血みどろの指ソーセージ、可愛いらしいモンスターのベーカリー、コウモリの形をした揚げ物…等々、それぞれ趣向をこらして持ち寄ります。中には気持ち悪くて手を出せないような凝ったものもありますが、お味の方は大丈夫。でも、時々、中に辛いソースなどを忍ばせたイタズラ料理もあるようなので気を付けてくださいね。

 料理に自信のないという人は、買ってきたモノに小物を添えるなどして、ちょっと手を加えるだけでも、充分にハロウィン仕様になりますので、ネットでアイディアを頂だいして工夫してみるのも良いですね。

 パーティーでは、カボチャをくり貫いて作るジャックランタンのカービングコンテストや、二人一組になってトイレットペーパーを身体にぐるぐる巻きにして作るミイラ作りコンテストなど、皆でわいわいとゲームをするのも楽しいですね。

4.オヤツくれなかったらイタズラしちゃえ!

 この日ばかりは、イタズラも許されるようです。でも、悪気のない楽しいものに限ります。例えば、アメリカでは、外来者を確認するために大抵の家のドアに小さな覗き穴が付いていますが、その穴に向かって、あらかじめ用意したゾンビの写真を見せ、家の中から覗いた人を驚かすなど、ちょっとしたイタズラは許されます。

 また、家の中では、家族や同居人を驚かすのも常例です。家では日常的に使うものに仕掛けると効果的です。トイレペーパーの間にオモチャの蜘蛛を仕掛けたり、冷蔵庫や靴に不気味なモノを仕掛けたり、ハロウィンならではのイタズラをするのもこれまた楽しいです。

5.イベントに出かけてみよう!

 この時期は子供から大人まで楽しめるハロウィン・イベントが目白押し。まず、この時期だけに出現するホーンテッドハウス(お化け屋敷)は、年齢を問わず楽しみの一つですが、中には年齢制限のある本格的なものがあります。それだけ本気で怖がらせてきますのでノミの心臓の方は要注意。ハロウィンの「Trick or Treat」は殆どが10月31日当日ですが、各所で開かれているイベントは早い時期からやっています。

 大人(21才以上)が楽しむイベントで人気があるのは、各クラブで開催されるハロウィン・パーティでしょう。ハロウィンに近い週末に行われます。この日ばかりは、コスチュームを身に着けて別人になっているせいか、盛り上がり方は半端ではありません。有名クラブではコスチュームコンテストもあり、オリジナルティー溢れるコスチュームを身に着けた人で溢れています。優勝者には賞金が授与されます。

 特にラスベガスのハロウィンは圧巻です。町中どこもかしこもハロウィン。街を行き交う人のほとんどが仮装をしています。普通の恰好をして歩いている人の方が逆に目立つぐらいです。フランケンシュタイン、魔女、セクシー赤ずきんちゃんや映画のキャラクター達がスロットマシーンに並んでギャンブルしている光景はなかなか面白いです。

最後に

 以上、アメリカ式ハロウィンの楽しみ方を5つ紹介しましたが、楽しむコツは、何をおいてもまず自分を捨てること。それが肝心です。アメリカ人を見習って陽気にバカになるのが、200%ハロウィンを楽しむコツでしょう。

[参考記事]
「アメリカのクリスマスは9月?先取りし過ぎなアメリカのクリスマス」

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a comment

*
*
* (公開されません)

Return Top