Read Article

広告

アメリカに住んで20年の私が行なっている犯罪を防ぐための対策

アメリカに住んで20年の私が行なっている犯罪を防ぐための対策

 

 日本に住んでいる人から見れば「アメリカは銃社会だし犯罪も多そうで怖い」という印象があるかと思います。私もアメリカに来る前はそうでしたし、今でも日本に帰った時はその安全さにホッとします。ただ、アメリカも思っていたほど危険で一杯なわけではありません。場所と時間を選んで行動することによって犯罪に遭う危険性はかなり下げられます。

 私自身、安全といわれる郊外に住み、年齢のせいもありますが(笑)、夜中に街をふらついたりもしないため、今まで恐ろしい犯罪に出くわしたことはありません。

 在米20年、そんな中でも犯罪に巻き込まれないように気を付けていることがあるとすれば・・・。

広告

私のアメリカでの防犯対策

 私が住んでいる街は10年ほど前まで車両盗難率が全米ワースト1だったところです。今は警察の努力で1位ではありませんが、それでもまだワースト10に入っています。なので車は必ず車庫に入れています。そのための車庫だろう?と思われるかもしれませんが、アメリカでは車庫を物置にして車を置かない人も多いのです。うちは3台停められるガレージに3台停めていますが、これって結構驚かれることなんです。

 でもこうしてガレージに停めているため、車両盗難はもちろん車上荒らしに遭ったこともありません。家の前に停めていて、車内に置いてあったパソコンを盗られたとかいう人結構いるんですよ。また怖いのが、こちらのガレージはほぼ電動開閉式なのでそのリモコンを皆車庫の外にある車内に置いてあり、それを盗まれてしまうことです。盗まれたと分かればコードを変えてリモコンで開閉できないようすることは勿論可能なのですが。

 また出先で路上駐車する際は貴重品は絶対置いていきません。やむを得ない場合は外から見えない場所に隠しておきます。そして、どこかの駐車場に停めた自分の車に乗り込むときはさっと辺りを警戒する癖がつきました。そして乗ったらすぐロックです。

 身の回りのもの(ハンドバッグなど)を身体から離さない癖もつきました。空港でもレストランでもスポーツ観戦でも。斜め掛けするか、膝に置くか、レストランで横の席に置くくらいはしますが、その時も背もたれにバッグの肩紐を巻き付けたりと些細な努力をしてみたり。

 あとは映画館など人が一つのところにたくさん集まる場所では無差別銃撃などに備えて必ず身を隠せるところに座ったり、出口を確認するのが癖になりました。

 自宅では特にセキュリティをつけたりはしていないのですが、「手入れをしていない家は泥棒が入りやすい」と聞いたことがあるので家の周りは庭師を雇って小奇麗に保つようにしています。そしてこれは防犯対策のためというわけではないのですが黒ラブとジャーマンシェパードのミックス犬を飼っていて、フェンスに「犬を飼っています、ご注意」みたいなプレートを貼り付けておいています。多少の抑止力にはなっている気がしますが・・・

 旅行で数日間留守にするときは、ペットのお世話も兼ねたシッターさんに来てもらい、朝夕とブラインドの開閉や玄関灯の点灯などをお願いし「人がいるふり」を演出(?)してもらいます。

 ここまでしていますがつい先日、玄関の前に置いてあったロッキングチェアのベンチを盗まれていることに気づきました。買ったばかりのときは盗まれないだろうか?と心配したこともあったのですが、買って3年は経っているためもう大丈夫だろうという安心しきっていました。でも、盗っていく人間がいるんですね・・・

 これを機に、玄関前だけでもセキュリティカメラを設置しようかと夫と話しているところです。私が住んでいる辺では、留守中に配達された荷物が盗まれるという犯罪もよくあるみたいなので、そういう事件にも対応できますからね。今のところは、配達の人はだいたい午後2時頃来るのでその時間帯は家にいて受け取るようにしたり、出先に居る場合は子供に電話して「荷物が届いていないか見てみて」と頼んだりしています。アメリカでは荷物を持ってきてもピンポンと鳴らしてくれるだけで、家人が居ようが居まいが玄関前に荷物を置いて行ってしまうからです。

 犯罪に巻き込まれないための防犯対策といっても、コレだ!という解決策があるわけではなく、些細な用心を積み重ねて「犯罪に遭う確率を出来るだけ低くする」ということをするくらいしかありません。これからも地道な対策を重ねて、自分たちの安全を確保していく次第であります。

[参考記事]
「日本とアメリカの子育ての違い。親が子供と風呂に入ったら通報」

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a comment

*
*
* (公開されません)

Return Top