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老後が孤独すぎて「仕事を求める広告」を出した89才の男性

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老後が孤独すぎて「仕事を求める広告」を出した89才の男性

 

 何かとよく耳にする言葉と言えば「少子高齢化」。子供の人口が減る一方で、65歳以上の高齢者人口が増加する現象の事。2016年に総務省が発表した14歳以下の子供の数は、35年連続で減少の1605万人。

 一方、厚生労働省の発表によると、現在の日本人平均寿命は男性80.79歳、そして女性87.05歳にまで達し、65歳以上が総人口に占める割合が過去最高となる26.7%までに達しています。

 将来の日本を担う子供の数が減る事はとても深刻な問題ですが、予想以上に長生き出来るようになった高齢者にとっても大変な話。以前は60歳で定年退職し、残された数年の人生を楽しむ予定だったはずが、今では年金の支給年齢は65歳に引き上げられ、実質上、定年退職は65歳に。

 そして、それでも日本の平均寿命を考慮すると、残された老後は男性で約16年、女性で約23年もある事になります。退職後に今まで出来なかった旅行や、園芸などを楽しむ高齢の方も沢山いますが、その反面、社会との接点を失い、なんとも言えない孤独感に陥る高齢者も沢山います。

 今回紹介するジョーさん(89歳男性)も、1人で孤独に生活を送っている独居老人。

求職の広告を出す一人の老人

 ジョーさんは、世界大戦時から退役するまでイギリス軍に所属し、世界中を飛び回っていた元軍人。退役後は、長年連れ添った奥様と残りの人生を楽しんでいたのですが、その奥様が2年前に死去。

 その後はジョーさん曰く、小さなアパートは「刑務所」と化し、誰にも会う事も、何をする事もなく孤独で、「暇すぎて死にそうな日々」を送る老後が続いていたそうです。

 しかし、そんな生活に耐えかねたジョーさんは、ある事を決断します。それは、89歳にして地元の新聞に「求職の広告」を出す事。これが実際に掲載された広告。

 しかし、この地元の新聞に載せられた小さな広告は、大手メディアからも紹介されたおかげで、ジョーさんの予想に反して地元住民だけでなく、全英で大反響を呼び、彼の人生を一変させる事に。

 結局、ジョーさんは、この広告を見た地元レストランから仕事の依頼を受けた上に、全英から励ましの手紙が山ほど送られてくると言う、イギリスで最も注目されるおじいちゃんとなったのでした。

 同じレストランで働く若い同僚のウェイターに囲まれ、蔓延の笑みを浮かべながら働いているジョーさんは、週2日ウェイターとして、そして時にはキッチンスタッフとして勤務し、今ではこのレストランではちょっとした有名人に。レストランを訪れたお客からも、そしてスタッフからも愛される貴重な従業員へとなっていたのです。もはや孤独ではありません。

 「暇を潰すための仕事」だけではなく、社会との接点を取り戻し、自分の住んでいるアパートの家賃も政府からの住宅手当に頼る事無く払える事が最近の自慢となったジョーさん。

 内閣府の調査では、老後も働けるまで働きたいと思う日本人は7割にも達しているそうです。ジョーさんの様に89歳になっても働く意欲のある老人に、老後にも働く場を提供する優しい環境は、日本が見習うべき姿勢ではないでしょうか?

[参考記事]
「ニューヨークのマネキン騒動。ニューヨーク市警察が出動」

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