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イタリアのレストランで提供されたメニューを写真で紹介

イタリアのレストランで提供されたメニューを写真で紹介

 

 古代ローマ人は1日3食のうち、昼食か夕食は4時間ほど時間をかけて楽しんだと言われています。そんな習慣が影響してか、現在のイタリアでも多くの人が、友人や親戚で時々集まっては3時間ほどの時間をかけてレストランで食事を楽しんでいます。

 今回はイタリアのレストランを紹介します。

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予約を忘れずに

 イタリアの食事はだいたい昼食が14時頃、夕食20時頃に始まります。日本人にするとちょっと遅めに感じますが、国によって食事を摂る時間帯が大きく変わってくるのは面白いですね。

 レストランに行くときはできるだけ予約を取ってから向かうことをおすすめします。特に土曜日はゆっくり外食をする人が多く、レストランはすぐ満席になってしまいます。

 さらに気をつけたいのがレストランでの食事は短くても約2時間、コースなどを頼むと4時間ぐらいになってしまうこともあります。ゆっくり食事を楽しむイタリア人になったつもりで、レストランへやってきたら時間を気にせず過ごしましょう。

 レストランへ来店したら、まずは予約した名前をレセプションに伝えましょう。用意された席に案内してくれます。席についたらメニューを受け取ります。

 食事はアンティパスト(最初に提供される料理)、プリモピアット(その次に提供される料理でパスタなどが多い)、セコンドピアット(魚や肉料理=メイン)の三つに分かれていることが多いです。

 アンティパストでは、軽い前菜をワインなどと一緒に楽しみます。イタリア人の中には仕事終わり17時頃にアペリティーヴォ(食前酒)をバール(バー)で楽しみ、20時ごろに食事を摂るというザ・イタリアーノな方もいて、アンティパストを飛ばしてすぐプリモピアットから食事始めることも多いです。

プリモピアットとセコンドピアット

 飲み物はワインか、アルコールがだめであればお水のボトルなどを注文しましょう。

 プリモピアットは一皿目という意味ですが、簡単に言い換えるとパスタやリゾットのことです。パスタと言うと日本人からするとメイン料理な気がしますが、コース料理の場合やセコンドピアットを注文する際は軽い食事として数えられます。

 しかしほとんどのレストランでかなりの量のパスタが出てきますので、食が細い方はシェアなどしてもいいかもしれません。付け合せとして注文していなくても、殆どのレストランでパンを出してくれます。

 また、お肉系のパスタにはパルメザンチーズが添えられてきます。私のイタリア人の友人はチーズが大好物なため、魚介系のパスタを頼んだ時でもチーズをウェイターさんに頼んでいますが、一般的に魚介系パスタとチーズは合わないと言われています。

 セコンドピアットは、メインの料理で魚のフリットなどの魚料理やステーキ、ソーセージなどのお肉料理になります。大体セコンドがくるあたりにはもうお腹がいっぱいになってることが多い私ですが、イタリアの食事はセコンドピアットの後も続きます。

デザートとカッフェ、食後酒

 セコンドピアットの後にはデザートが待っています。デザートのメニューは食事とは別に用意されており、食後ウェイターさんが持ってきてくれます。

 日本人からするとイタリアのデザートはとても甘くて重いものが多いです。チョコレートケーキ、ジェラート、ティラミスなどがイタリアと言えば有名ですね。クリスマスにはパネットーネと言われる大きなケーキをシェアして食べます。甘いものの後にはエスプレッソにさらに大量の砂糖を入れて飲むのがイタリア流です。

 そして、食後酒。グラッパやリモンチェッロが一般的ですが、アイスワインのような甘いワインやくるみから作られたお酒など、甘くて度数の高いお酒を小さなグラスで楽しみます。

 会計の際はビル(勘定書)を意味するイルコント(il conto)をウェイターさんにお願いしましょう。食べたものをレシートで確認するときにコペルト(coperto)とあったら席代になります。

まとめ

 イタリア人は本当に食事を楽しむことが大好きで、友人同士でランチやディナーに誘い合ったりして毎日過ごしています。そして食事の際はたくさんおしゃべりをして、楽しい時間を過ごします。ぜひイタリアを訪れた際はイタリア人になったつもりでゆっくりとレストランでの食事を楽しんでみてください。

[参考記事]
「イタリア人の外食事情。ローマでラーメン食べると5000円?」

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