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イスラム教で禁止されているお酒。鉄格子の扉を閉め飲酒

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イスラム教で禁止されているお酒。鉄格子の扉を閉め飲酒

 

 夕暮れ時、アザーン(モスクからのコーラン)が鳴り響くイスラムの国チュニジア。私はというといつものようにバーに向かう。一般的にイスラム教ではお酒はハラーム(宗教的禁止事項)だが・・私は日本人。 リアルなお酒とイスラム教(チュニジア限定ですが)の関係にせまります。

鉄格子の向こう側に広がるアルコールパラダイス

 チュニジアは地中海沿いにある国。海沿いに住むと夕暮れ時、ビールを飲みたくなります。

 建前上、チュニジアでアルコールはNGなので、初心者にはなかなか飲める場所を探すのは難しいことだろう。 しかし、街を歩けばそれなりに飲める場所はあります。 レストランの看板を掲げつつも、お酒を出す店はあるのですが、大抵、鉄格子の扉を閉め、中がよく見えないようになっているか、 鉄格子の前に、ガードマンが立っています。やはりお酒を出す店を面白く思わない過激な信者からのアタックを想定しての事だろう。 もちろん、店内の客同士の揉め事を処理する役目もあるが・・。

 いろんなランクのバーがあるが、私が普段使っている中級のレストランバーの主なラインナップと価格は以下の通りです。

チュニジアビール セルティア(150円位)
ハイネケン(180円位)
ドイツビール ベックス(160円位)
チュニジアワイン マゴン750ml (750円位)

(セルティア)

 雰囲気は日本にあるアイリッシュバーをもう少し大衆化したような店内。カウンターにはウイスキー、ウォッカ、ジン等、 いろいろな種類のお酒が並ぶが注文している人を見た事がない。99%の客は先ほど記載したラインナップの中から注文をしています。

 お客の中に女性の姿は全く見当たらず、時々ヨーロピンの女性を見る程度である。 一般的に男性ならまだしも女性がお酒を飲むなんてもっての他という空気があります。もちろん、お酒はハラーム(宗教的禁止事項)ですので男女問わず飲んではいけないのですが、その上にさらに「女性がお酒なんて…」という禁止事項がある感じです。制約の上にさらに制約があるので、なかなか女性はお酒を飲みません。

 席に座ってビールを頼むとまず、ビール瓶ケースが各自もしくは各グループに渡され、 ケースの中の瓶の本数で会計を行う仕組みなっている。 他の客のケースを見ると、彼らがどのくらい飲んだのか分かるのが面白い。 週末になると、それ本当に2人で飲んだのですか? と疑いたくなる量の瓶がケースから溢れかえっている風景を見る事ができます。 私のイスラム教の友達の場合だと、家で飲むのは奥さんが嫌がるから週1回バーに来て1週間分飲みまくるのだと言う。

お酒はパスポート提示で買い放題

 金曜日はイスラム教徒にとって特別な日。 普段はお祈りを自宅で行っている信者もモスクに行く人が多い。人々の信仰心が高まる金曜日は、お酒に対する扱いも少々違います。お酒を扱うレストランバーは、イスラム教をリスペクトし、軒並み店を閉めます。スーパーでさえ、お酒販売エリアのシャッターを下ろす。

 そんな金曜日、一番困るのは、お酒を飲みまくりたい私のような外国人です。 金曜日にお酒を飲めない事は当然ながら学習済みなので買いだめをしていて、大抵の場合は、 金曜日を乗り切ります。しかし、時々、前日に楽しく飲みすぎてしまい、 自宅のストックが切れてしまう事がある。 そんな時は…. 外国人が多い地域に向かう国道沿いの大型スーパーへ! このイスラム教の国にも需要があればやはり供給はある。 お酒売り場の入り口は閉まっているが、その入り口の前には、 プロレスラーのような筋肉隆々のガードマン2人が道を塞ぐ。 日本ではなかなか見ない体型体格の2人におびえていては金曜日のお酒はお預けである。 外国人と思われる人々が次々と扉に吸い込まれていく。そう金曜日も実は、パスポートを提示すればお酒エリアに入れるのである。扉の前のレスラーと顔なじみになる前は、パスポートの提示を求められていたが、 馴染みになってからは顔パスで通過。そこはいつもと同じアルコールパラダイスが広がる。 イスラムの国にいる事を忘れてしまいそうになるが、帰路はやはり中身が見えないように、 真っ黒の袋にワイン・ビールを入れてコソコソ帰宅する。

まとめ

 価格は少々高いですが。外国人が多く住むエリアには地中海を眺めながらお酒を飲める場所もあります。コツさえつかめば、チュニジアでお酒に苦労することはあまりありません。鉄格子の中での飲酒になりますが(笑)地中海を眺めながら飲むビールは格別です。これからもイスラム教をリスペクトしつつお酒を楽しみたいと思います。

[参考記事]
「イスラム教の国チュニジアで同性愛が多い通りを歩いてみた」

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