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日本の里帰り出産は海外から見ると不思議な現象

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日本の里帰り出産は海外から見ると不思議な現象

 

里帰り出産は日本独特の習慣 ?!

産後の身体へのダメージは想像以上に大きく、母親一人で赤ちゃんの世話をし、父親の面倒を見ることはとても困難。
その為実家に一時的に「里帰り」し、赤ちゃんや自分の世話を家族に手伝ってもらう。

「里帰り出産」に関するこんな説明文を読んだとき、私は違和感を覚えた。
日本では「母親一人で赤ちゃんの世話をする」「妻が夫の面倒を見る」という概念が一般的なのかと…。
海外国籍の夫とEU圏内で生活している筆者だが、そもそも海外では「里帰り出産」そのものが大変珍しい。
生まれてくる赤ちゃんは「夫婦二人にとっての子供」であり、母親と父親が「協力し合って共に育てていく」ことが当たり前だからだ。

ヨーロッパでの子育て

ヨーロッパで生活を始めた当初、私がとても驚いたこと。
それはベビーカーを押し、赤ちゃんと二人だけで散歩している男性をよく目にすることだ。
きっとその間に妻は家事をしたり、ゆっくり体を休ませたりしているのだろう。
日本では、家族で歩いている場面は見られても、男性一人が子供と行動している状況は中々見られない。

私自身海外にて妊娠・出産を経験したが、身の回りのサポートは全て夫がしてくれた。
毎回検診の度、夫は仕事を早退して一緒に病院についてきてくれた。
何度か体調を崩し入院することもあったが、その時も私が勤めていた会社は仕事のことは忘れて家族のことだけを考えるようにと協力の姿勢を見せてくれた。

マタニティクラスへの出席も、夫婦揃ってが当たり前だ。
男性も積極的に妊娠している女性の体験をし理解を深めていく。

またヨーロッパでは男性が育児休暇を取得するのは当然のこと。
夫も長期休暇を取り、家事や赤ちゃんの世話、身の回りのすべてにおいて支えとなってくれたので、夫婦二人きりでも問題なく産後の大変な時期を乗り切ることが出来た。

「里帰り出産」のメリット・デメリット

そもそも里帰り出産をすると、男性は一番大変な時期の妻と子供の姿を見ることなく、父親としての自覚を持てない…という悪循環に陥るのではないか。
「夫は何もしてくれない」と愚痴をこぼす前に、ありのままの姿を見せ自分の限界を知ってもらうことが大切だと思う。

もちろん、私だって実の母親の近くで安心して産後を過ごせる環境も決して悪くはないと思う。
自分の一番落ち着く場所で、経験豊富な実の母親と共に過ごす時間は心地よいだろう。
それぞれにメリット、デメリットはある。
だが子供は夫婦二人で育てていくものであり、辛さも大変さも共有するのが夫婦だ。
そうやって夫婦として自立し、自分の「家庭」を作っていくのだ。

子育てしやすい社会に

考えてみると、ヨーロッパで夫婦が揃って育児に専念できるのは、子育ての支援体制が整っているからこそ。
女性も男性も安心して育児休暇を取ることができ、優先順位の先頭に「仕事」ではなく「家族」を持ってこられる社会。
会社にとってもそれは当然のこと。
産休で誰かが休んだからと言って仕事が回らなくなるようなシステムにはなっていないし、同僚からの冷たい視線を浴びることもない。
日本の社会ももっと子育て世代に寛容になって欲しいと思う。
そうすれば日本はもっと出生率があがると思います。
日本が抱える大きな問題、少子化にも歯止めがかかることを願うばかりです。

[参考記事]
「海外の妊婦は日本で感じる妊婦特有の差別を感じない」

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