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ハワイのオアフ島の中で治安が悪い地域を4つ紹介

ハワイのオアフ島の中で治安が悪い地域を4つ紹介

 

 ハワイと言えばビーチリゾート地の定番、私の親世代にはハネムーンと言えばハワイしかなかったと言ってもいいほどの、今でも年中観光客で賑わう、日本人にとって少し身近な海外だ。

 アメリカと言えばハリウッドのような華やかな世界から、テロや銃社会、ドラッグなど日本とは少し感覚の違う治安の悪い世界もイメージしやすい。だが、ハワイは日本人観光客も多いし、何となく安心で安全なんではないかと油断していないだろうか?

 今回はハワイ旅行雑誌では取り上げないであろう、リアルなハワイの裏側を紹介したい。今回は4つの地域を取りあげる。

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治安の悪い地域①チャイナタウン

 

 まず観光にはオススメしないエリアはチャイナタウンである。夜はもちろん日中も、控えめにお伝えしても安全とは言えないエリアだ。ワイキキからもそれほど遠くもなく、オアフ島の中でもかなりお得な価格で食料品からお土産、レイなどの生花もおよそ半額の値段で手に入る穴場スポットでもある。

 一帯は、ハワイであることを忘れるくらいハワイ要素はなく、中国人労働者が中心に街が回っていて、道端にもゴミがたくさん捨ててあったり、悪臭もする。

 なぜ安全と言えないかというと、チャイナタウン全体、薬物中毒者に溢れているからだ。一目で、この人おかしいぞ、、と思う人たちはほぼそれに当たると言っても間違いない。そして薬物中毒者でもあり、ホームレスという人が多いため、彼らの中にはドラッグを買うため、金のためなら何でもするくらい自分を失くしている者もいる。

 もちろん日本人観光客だけをターゲットにしているわけではない。先日チャイナタウン周辺を散歩中の女性の犬とバッグが奪われたというニュースがあった。愛犬さえひったくられるなんて完全に普通ではない。奪えるものなら誰でも構わない。

 だが、リスクを犯すのであれば、後でタップリ仕返しをされるかもしれない地元住民(ロコ)ではなく、成功率が高そうな人物を選ぶだろう。それが日本人ツアーリストなのだ。

 カメラやスマートフォンを片手に、目新しいものに気を取られながら、旅行のワクワク感で注意散漫。手提げカバンには大金の現金やクレジットカード、綺麗な身なりで華奢な体格、ニコニコ愛想が良く、話しかければ英語がわからなくても笑顔を返してくれる。そんな日本人の良いところが完全に利用されてしまうのだ。

 もしどうしても行きたいようであれば、1人行動や女性2人組ではなく、是非グループで行くことをオススメする、あまりオススメできない場所だ。

治安の悪い地域②ワイアナエ

 またチャイナタウンと同じくらいの危険度だと思われるのは、オアフ島の西側に当たるワイアナエだろう。チャイナタウンは人が溢れているがここは人が集中していない。

 この辺りはオアフ島全体の中では、最も土地も住宅も価格が低いエリアなのだが、観光化されている施設もなければ高い建物もない、ひたすら美しいビーチと山が広がる、静かな場所だ。中心地ワイキキからは遠く、観光客をほぼ見たことはないが、万が一行く場合はこの辺りも注意してほしい。

 周りにはポツポツとお店があったりするのだが、長~い道中で車の故障などがあった場合、助けを呼んでも来てもらうまでまず時間がかかる。そしてチャイナタウン同様、薬物中毒者が集まっているため何か奪われたりした場合、助けを呼んでも周りに誰もいない可能性が高い。若者たちが遊べる場所も少ないため、荒れた子供達がエネルギーを持て余し、派手なイタズラや軽犯罪を犯してしまう傾向もある。

 ハワイ通のリピーターは特にレンタカーを借りる方も多いと思うのだが、レンタカーにはステッカーが付いているため、すぐにツアーリストかローカルなのか見分けがつく。車上荒らしは残念ながらかなり頻繁に身近に起きている。車ごと持って行かれてしまうことも珍しくないのが現実だ。

 車を止めたらまず地面を見てほしい。細かいガラスが散らばっていたら、そこはまさに車上荒らしがあった場所だ。車を止め離れる場合、盗まれてもいいものだけ、、いや、できれば何も置いて行かない方が良い。空っぽのリュックサックを座席に置いてあるだけで、現金、または金になるものを探しに車上荒らしに遭う確率がぐっと上がる。空のバッグでさえ置いて行く場合には座席の下などの目につかないところに隠す、または後ろのトランクに入れた方が無難だろう。

治安の悪い地域③リーガルシネマ周辺

 ドールカナリーという映画館近くは絶対に出歩かない方が良い。ホームレスが道路の両サイドにテントやダンボールで家を作って路上に住んでいる。その側には、ホームレス保護施設があるのだが、そこに入れない者、またはそこの施設内ではアルコールや薬物は禁止されているためその外に出て仲間とたむろしている人たち、何と小さな子供達を連れているホームレスもいるのが現状だ。初めて子供のホームレスを見たとき、あまりにショックで信じられなかった。

 賑やかで華やかなリゾート地ここハワイでは、年々物の値段は高くなり、仕事をしていても生活が苦しく、ハワイを出てアメリカ本土に移り住む友人知人を何人も見送った。そして確実にホームレス人口も増えている。

治安の悪い地域④カイルアビーチ

 最後にもう一つ治安の悪い地域を挙げると、カイルアビーチだ。数十年前は全く観光客は目にしないほどの静かな住宅街、ビーチタウンだったらしいが、ここ数年のカイルアブームには私も驚くほどだ。全米で最も美しいビーチにも選ばれたことのあるラニカイビーチまでカイルアからは近くどんどん観光化がすすんだ。

 レンタル自転車の利用者は全て日本人、小さな道路いっぱいに観光客が溢れる。そんなビーチパークでもかなりの被害者が出ている。実際私は2回現場に出くわした。1度目は、海で泳いでいた日本人カップルがビーチに置いていた荷物をバッグごとごっそり全部持って行かれた。若めの青年3人組はラグビーのように荷物をパスして回しながら運び、一瞬で走り去り、そのカップルはすぐに追いかけたがもう遅かったようだった。

 2度目は年配の女性が旦那さんとサイクリング中、レンタル自転車の前カゴに荷物を入れていて、後ろからきたオートバイの2人乗りの男にすぽっと荷物を抜かれるひったくりに遭った。一瞬の出来事に声も出せず、道端に立ちすくんでいた私の祖母より少し若いくらいの女性。そこを通りかかった私は、その女性に日本語で声をかけた。その途端に涙を流しながら、お金はいいから思い出の写真だけ返してほしいと言っている姿が悲しくて気の毒で仕方なかった。

 どうにかできないかと私はすぐにその場で警察を呼び事情聴取の付き添いなど、私ができることはしてみたものの、数日たっても結局犯人の男らもカメラも何も見つからなかった。そのご夫婦はもう帰国しなければいけない日になってしまったので、見つかったら私が必ず郵送すると約束したがその約束は未だ果たせずにいる。怪我がなかったのは不幸中の幸いだと後にお礼のお手紙とプレゼントをわざわざハワイまで送ってくださり、さらに胸が痛くなり忘れられない出来事になった。

まとめ

 日本でも海外でも、どこにでも犯罪者や心無い人はいて、誰でもその被害者になりうる。ハワイはやはり日本人には優しい傾向もあり、困っている日本人観光客を助けてくれる人もいっぱいいる。

 海外では知らない土地での不安、話す言葉が違うため、うまく伝えることができず泣き寝入りするしかないこともあるかもしれない。楽しむためにせっかく旅行に来るのに、悲しい思いをしたり、危ない目に遭ってしまったりするのは本当に残念なことで、是非とも避けたい。

 ここに挙げた4つのスポットはほんの一例であり、ワイキキのど真ん中でももちろん事件は起きている。旅行中はつい気が緩み浮かれてしまいがちだが、気を引き締めて、周りに注意をすることで避けられる危険もある。無事安全にハワイを満喫していただきたい。どうかこれ以上被害者がでませんように。

[参考記事]
「ハワイでは白人が人種差別を受けている。その理由は」

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