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ドイツでは野外で裸になってもOK。ドイツの裸の文化FKKを紹介

ドイツでは野外で裸になってもOK。ドイツの裸の文化FKKを紹介

 

 まず最初に、FKKをご存知ですか。これは、ドイツ語で、「Freikorperkultur(極端に訳すと、「フリーな裸の文化」)」と言います。発音は、「エフカーカー」です。

 このFKKですが、色々な箇所で見かけます。FKKと書かれた看板を見かけたら、そこは公共の場であっても、野外でも「裸」になれます。「裸」が可能な場所ですという意味ですので、軽い気持ちで行かないようにしましょう。

 もう一つ、このFKKですが、ヨーロッパでの風俗店を総称して言うこともあるようです。ただし、こちらは野外ではありませんし、ちゃんとした建物(日本のラブホテル級)です。今回は、こちらの話ではなく、野外で裸になれる場所についてお話しします。

 このFKK(野外で裸になる行為、またその場所について)ですが、日本でもあるようですね。ただ、日本の場合は、プライベートビーチとか、結構隔離されています。

 ドイツは、海だけでなく、湖、川、公園でもこの看板があれば裸になれます。(ない時もあって、それは公ではないけれども暗黙の了解な場合です。これは、以下で詳しく説明します。)

 では、私が実際に、FKKに行って体験したことを書いてみたいと思います。(と言っても、性的な体験談ではないので、ご安心ください。)

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FKK、勇気が必要?

 行くなら、それなりの覚悟をしてください。また、裸に抵抗があれば、行くのをやめた方がいいでしょう。

 裸、というのは、本当に何もつけず、生まれたままの姿になることです。これを、生半可な気持ちで行って、下着をつけたままとか、水着をつけたままでいると、ひんしゅくを買います。

 実際に私がちょっと恥ずかしがりながら水着をつけたままでいた時は、真っ裸の中年女性がずっとこちらを見ていました。裸で仁王立ちです。はっきり言って、怖いです。
私に興味がある、ということではなく、「FKKに来て裸にならないなら、FKKじゃないところに行けばいい」ということなんです。勇気を出して裸になったら、満足気な笑みを一つだけ残して、去っていきました。

 FKKと書いてある野外は、人が若干少なめなのです(やたらと多くなる時もありますが)。人であふれかえっている公共の場所に行くくらいなら、FKKの方がいいと思って、軽い気持ちで行く観光客がいるようです。しかし、特にアジア人は、恥ずかしがりやが多いので、ためらいが見られます。ノリで裸になれるならいいですが、友達と行くと、日本人同士だったらちょっと難しいかもしれません。温泉で慣れているといっても、混浴でもないですし、タオルで隠している方もいますからね。

若者も多いFKK

 やはり、疑問に思うところは、裸になるくらいだから、お年寄りしかいないのでは?というところです。ところが、意外と若者もいます。サングラスをして堂々と裸で本を読んでいる女性も見かけました。

 時間帯にもよりますが、比較的人のいない平日の午前中(まぁ、普通に考えると仕事をしている人が多い時間ですが)は、お年寄り(年金受給者?)と、なぜか若い女性が(比較的)多いです。昼頃になってくると、若い男性が多いです。これは、個人的に思っただけなので、統計ではありません。

 あと、びっくりするんですが、日本人からすると、寒いのでは?と思う天候でも、FKKに人はいます。私は、26度以上の日しか行きませんが、20度前後でもFKKに行く人はいるようです。

表示がないFKKは?

 上記でも少し触れましたが、FKKの看板は野外であればすべての箇所にあるわけではありません。看板がない場所でも裸になっている場所がいくつもあります。

 では、それにどうやって気づくのか、また看板があるところと、そうでないところの違いは何でしょう。これは、一概には言えないのですが、看板がない場所は、同性愛者の方の憩いの場(?)のようです。見るからに、男の方しかいないので、すぐに気づくでしょう。

 ドイツの首都ベルリンで言うと、ティアガーデン(ティーアガルテンと記載されることもあるようです)にもあります。このティアーガーデンは、ベルリンの中心部にある、とても大きい公園です。この一角に、同性愛者(男性の方がメイン)の方専用のFKKがあります。私も通りかかったことがあるのですが、男の人しかいません。本当に普通の公園の一角に存在します。日本で言えば公園にある噴水の周りで裸になって集まっているみたいな感じです。

まとめ

 このように、FKKも様々で、何気なく公園を散歩していると気づくこともあるでしょう。一度、開放的な気分になって、旅の恥はかき捨てて、ドイツにて夏のFKKを満喫してみませんか。

[参考記事]
「ドイツのサウナは混浴が当たり前。若い女性もいるよ」

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