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中国の家族はお母さんだけ苗字が違う。その理由は

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中国の家族はお母さんだけ苗字が違う。その理由は

 

日本では一家族は通常同一の苗字を名乗っています。
家という考え方が根強い戸籍制度ですから、一人の戸籍筆頭者の苗字を家族全員が名乗ります。
家族同一の苗字というのは世界でも多くの国々が採用されている様に感じますが、実は法律で規定されている国は日本だけと言われています。
中国では、基本的にお母さんだけが違う苗字を名乗っています。
何故なのでしょうか?

<夫婦同姓国と夫婦別姓国>

日本の様に結婚すると夫か妻のどちらかの苗字を名乗る制度は夫婦同姓と呼ばれています。
一方、夫婦でも別々の苗字を名乗る制度は夫婦別姓と呼ばれています。
つまり、日本は夫婦同姓の国で、中国は夫婦別姓の国という事になります。
世界を見渡すと、夫婦の苗字については様々なパターンが存在しています。
筆者の感覚では、慣習的には夫婦同姓を名乗る場合が多いが、法的には強制していない場合が多い様に感じます。

<自分の苗字を名乗れる権利>

中国の婚姻法では、全ての人に自己の姓名を使用する権利が認められています。
自己の姓名ですから、男女が結婚しても、新郎も自己の姓名、新婦も自己の姓名を名乗っても良いと法律に規定されているので、元々の苗字を名乗る事が法的に認められているという事になります。
実際に、一般の中国の夫婦は、別々の苗字を名乗っています。
つまり夫婦別姓を法律は認めているのです。
ですが、別姓を使用する権利を認めているだけで、実際はどちらの姓名を名乗るのも自由です。
夫婦で別姓を名乗りなさいと限定しているのではないと言う事です。
別々の苗字で構いませんと規定しているだけで、同じ名字を名乗る事もできます。
とはいえ、中国では普通は夫婦で別姓を名乗っているのが一般的です。

<子供の苗字は父の苗字が一般的>

夫婦は別姓でも良いし、同姓でも良いというのが中国の法律ですが、問題は子供の苗字はどうなるのかという事です。
1979年以降制度化されていた悪政の一つである一人っ子政策が浸透した中国では、夫婦が子供を育てるのは一般的には1人なので、3人家族が一般的です(二世帯同居の場合は除きます)。
父母が違う苗字を名乗っている家族で、生れた子供はどの苗字を名乗るのでしょうか?
一般的に子供は父の苗字を名乗ります。
ですから、3人家族の場合、父と子供は同姓で、お母さんだけが違う苗字というのが一般的です。
しかし、子供の苗字についても、婚姻法に規定があって、子供は父母どちらの苗字を名乗っても良いとされています。
子供が母親の苗字を名乗る事を否定されている訳ではありません。
ですが、慣習的に子供は父の苗字を名乗るのが一般的です。
中国では同じ家族でも、お母さんの苗字だけが違うのです。
夫婦同姓の日本に育った筆者には、家族の中で、お母さんだけ違う苗字を名乗っているというのは、何だかぴんときませんが、日本でも夫婦別姓を求める声が年々高まっているという事実があります。

家族全員同じ名字という国に生れて育って来ましたが、中国の姓名のあり方を見聞きして来て、氏名は個性を表しているのですから、本来生涯変わらないという方が当たり前なのではないかと思う様になりました。
国によって、姓名のあり方も様々です。
中国の姓名のあり方を知って、皆さんも姓名とはどうあるべきなのか、
考えてみては如何でしょうか。

[中国記事]
「中国国民は本当に反日なのか。中国在住10年の著者から見た中国」

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